レフェリーブリーフィングで報道陣に説明する佐藤隆治JFA審判マネジャー Jリーグ担当統括【写真:編集部】
日本サッカー協会(JFA)の審判委員会は5月13日、メディア向けにレフェリーブリーフィングを都内で開催した。4月25日に行われた第12節の浦和レッズ対横浜F・マリノスの試合において、浦和の松尾佑介がマリノスの喜田拓也に倒されたシーンで、「PKというジャッジをするべきだった」という見解を示した。
浦和レッズ対横浜F・マリノス戦のPA内での接触に対するノーファウル判定にJFAが見解
取り上げられたのは明治安田J1百年構想リーグ第12節、浦和レッズ対横浜F・マリノス戦の86分のシーン。
浦和のコーナーキックからこぼれ球に反応した松尾佑介がペナルティエリア(PA)内でボールをキープしたとき、マリノスの喜田拓也に足を蹴られて転倒した。
このプレーに主審は最初、笛を吹かなかったが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入。ピッチサイドに置いてあるモニターで映像を確認するOFR(オン・フィールド・レビュー)の結果、PKの判定ではなく、ノーファウルとなった。
試合は1-3でマリノスがリードしていたが、その後、90分に浦和がゴールを挙げて1点差としていただけに、結果論だが、この判定によって勝敗は変わっていた可能性もある。
このシーンについて、佐藤隆治JFA審判マネジャー Jリーグ担当統括は、「シンプルに PKです。キッキングです」と指摘し、反則だった理由を述べた。
「ボールにプレーしているかどうか、もちろんそれは大事です。キッキングであってもすべてがファウルかと言ったら、そこには当然程度というものがあると思います。ただ、やはりこのシーンを見て、1つずつ考慮事項を重ねていったときに、これはシンプルにキッキング、PKというジャッジをするべきだった」
さらに、佐藤氏はこう続ける。
「VARが介入したことは正しい判断です。ただ、残念ながら現場で正しいジャッジをできなかった。こういうことをやっぱりゼロにしたい。映像で見たときに正しいジャッジをしていくところをもっと僕らは詰めていかなきゃいけない」と主審がモニターで映像を確認した中で正しい判定を下せなかったことは課題だとした。
(取材・文:竹中愛美)
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