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Jリーグ 16時間前

「しょうがないんですけど…」Jリーグ百年構想リーグは何を残したのか。盛り上がりに欠けた特別シーズンへの本音【英国人の視点】

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明治安田Jリーグ百年構想リーグのレギュラーシーズンは盛り上がりに欠けたまま終了した【写真:Getty Images】



 Jリーグ百年構想リーグのレギュラーシーズンが終了した。秋春制移行へ向けた特別シーズンは、観客動員こそ安定したものの、降格がなく、優勝争いも早々に決着するなど、どこか緊張感を欠いたまま終わりを迎えた。過密日程に苦しんだFC町田ゼルビアの相馬勇紀は「人生で一番試合した」と振り返る。この異例のシーズンは、日本サッカーに何をもたらしたのだろうか。(取材・文:ショーン・キャロル)[1/2ページ]

イマイチ盛り上がらないまま終了

明治安田百年構想リーグ 旗
明治安田Jリーグ百年構想リーグ【写真:Getty Images】



 昨日のことのように感じられるが、「明治安田Jリーグ百年構想リーグ」が開幕してから時が過ぎ、ほとんど話題になることもないままレギュラーシーズンが終了した。

 予想どおり、この大会はやや特殊な期間となった。観客動員は安定し、質の高い試合も少なくなかったものの、全体的にはどこか盛り上がりに欠け、重要性が薄い印象が拭えなかった。

 その象徴が最終節だった。地域リーグ最終ラウンドを迎えた時点で、実際に明確な目標を持っていたのはわずか3クラブだけだった。

 ヴィッセル神戸と名古屋グランパスが西地区優勝を争い、セレッソ大阪は名古屋を抜いて2位に浮上する可能性を残していた。

 神戸はアビスパ福岡に1-0で勝利し、東地区を独走した鹿島アントラーズとの優勝決定戦に駒を進めた。一方で名古屋はサンフレッチェ広島に4-2で敗れ、その翌日にファジアーノ岡山を3-2で下したセレッソが順位を逆転した。

 しかし、それ以外の多くのクラブには失望感が漂っていた。

 その典型が金曜日の国立競技場だった。

浦和レッズの半年間は無駄に?

マチェイ・スコルジャ監督
浦和レッズの監督を解任されたマチェイ・スコルジャ監督【写真:Getty Images】



 FC町田ゼルビアと浦和レッズの選手たちは、どちらも満足感を得られないままピッチを後にした。

 浦和にとって、0-1の敗戦は再び期待外れに終わったシーズンを象徴する結果だった。チームは中位に沈み、ライバルの鹿島に勝ち点20差をつけられていた。

 結果が振るわなかっただけでなく、この「つなぎのシーズン」はクラブにとって大きな機会損失だったようにも感じられる。浦和はマチェイ・スコルジャ監督の続投を決めたものの、シーズンの3分の2を終えたところで結局は解任した。

 スコルジャ監督が浦和に本当に適任だったようには見えず、結果論ではあるが、1月の時点で監督交代を行い、新監督に2026/27シーズンへ向けたチーム作りの時間を与えるべきだったのではないか。
結果として、この半年はほぼ無駄になってしまった。そして、クラブ唯一のJ1優勝から20年が経過した今もなお、浦和はリーグ制覇を争う現実的な挑戦者には見えない。

 一方の町田はそれより良い立場にいるが、勝利でリーグ戦を終えたにもかかわらず、不満を抱えていた。

「とにかく人生で一番試合したなと」

FC町田ゼルビア 相馬勇紀
FC町田ゼルビアの相馬勇紀は「とにかく人生で一番試合した」と振り返る【写真:Getty Images】



 勝ち点3を獲得しても順位は3位のまま。AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)出場権を逃し、前回大会で初出場ながら準優勝という快進撃を見せた舞台への復帰はかなわなかった。

 チームのエースFW相馬勇紀にとっても、日本代表のFIFAワールドカップ(W杯)メンバーに選ばれなかった悔しさがあった。その一因には、過密日程による負傷もあったのかもしれない。

「とにかく人生で一番試合したなと。一番多忙だったなっていう感覚があって、やっぱり90分出ている中で連戦が本当、ずっと続いてたんです」と、4月5日以来のリーグ戦出場後に語った。

 町田は、サウジアラビアで行われた最終ラウンドへの遠征もあり、日程がさらに厳しかった。しかし大陸大会に出場していないクラブにとっても楽ではなく、特にゴールデンウィーク期間には15日間で5節(シーズンの約4分の1)を消化する過酷なスケジュールだった。

 また、降格がなかったこともリーグの緊張感を削いだ。PK戦制度が多少の面白さを加えたものの、最終的には目新しさ以上の効果はなかった。相馬自身もこの制度を歓迎してはいなかった。

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