ブラジル代表のカルロ・アンチェロッティ監督【写真:田中伸弥】
アメリカ、カナダ、メキシコの共催で行われるFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)が日本時間6月12日に開幕した。ブラジル代表は14日、モロッコ代表と初戦を戦う。23大会連続23回目の出場となるブラジル代表の指揮官を紹介する。
王国復権を託されたイタリア人指揮官
今だけお得なキャンペーン実施中のDAZNで視聴する[PR]
ブラジル代表を率いるのは、イタリア出身のカルロ・アンチェロッティ監督だ。
1959年生まれの67歳。現役時代はミッドフィールダーとして活躍し、イタリア代表の一員として1986年メキシコW杯と1990年イタリアW杯のメンバーに名を連ねた。
引退後は指導者へ転身し、ユベントスやミラン、チェルシー、パリ・サンジェルマン、バイエルン・ミュンヘン、レアル・マドリードなど世界屈指のビッグクラブを歴任。欧州5大リーグすべてで優勝を経験した史上初の監督として知られ、UEFAチャンピオンズリーグも歴代最多となる5度の制覇を成し遂げている。
2025年5月、アンチェロッティ監督はブラジル代表の指揮官に就任した。セレソンを率いる外国人監督としては史上4人目だが、W杯本大会で指揮を執る外国人監督としては初めてとなる。
ブラジルは南米予選で苦戦が続き、予選史上初の3連敗を喫するなど安定感を欠いていた。宿敵アルゼンチンにはホームとアウェイの両方で敗れ、サッカー王国らしからぬ戦いぶりが続いていた。
そうした状況の中で招聘されたのが、豊富な経験と実績を誇るアンチェロッティ監督だった。就任後は失点が目立っていた守備組織の改善に着手し、チームの安定感を向上。予選終盤の戦いをまとめ上げ、ブラジルを北中米W杯出場へ導いた。
アンチェロッティ監督の最大の武器は、人心掌握術にある。特定の戦術に固執するタイプではなく、選手の特徴を見極めながら最適な形を構築することを得意とする。数々のスター選手をまとめ上げてきた手腕は高く評価されており、個性豊かなタレントを擁するブラジル代表との相性も悪くない。
現在のブラジルは、レアル・マドリード時代にも用いた攻撃的な可変システムをベースとしている。攻撃時には前線へ人数をかける一方、守備時には【4-4-2】へ移行してバランスを確保。ヴィニシウス・ジュニオールら前線の個の力を活かした高速カウンターも大きな武器となっている。
2002年の日韓大会を最後に、ブラジルはW杯優勝から遠ざかっている。近年は2大会連続でベスト8に終わり、サッカー王国の復権は大きなテーマとなっている。
クラブレベルであらゆるタイトルを獲得してきた名将は、監督として初めて挑むW杯でどのような結果を残すのか。アンチェロッティ監督はブラジルを24年ぶりの世界一へ導けるだろうか。
【関連記事】ブラジル代表対モロッコ代表の地上波放送、ネット配信の予定は? 視聴方法を紹介【北中米W杯】
ブラジル代表対モロッコ代表、予想スタメン&フォーメーション【北中米W杯】
北中米W杯の優勝候補は? 戦力値ランキング1~5位
【了】
