
日本代表久保建英が恐れたモロッコ代表【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)グループリーグC第1節のブラジル代表対モロッコ代表が1対1のドローに終わった。見応えのある90分間であると同時に、日本代表にとっては少し恐怖を感じる試合でもあったと言えるだろう。
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久保建英も恐れたモロッコ代表の組織力
今大会屈指の好カードとして注目されたこの一戦。試合は21分にイスマエル・サイバリのゴールでモロッコが先制すると、32分にヴィニシウス・ジュニオールが圧巻の個人技で得点を奪うなど、前半から非常に激しい展開となった。
後半は得点こそ生まれなかったが、迫力は満点。どちらにもチャンスがあり、結果として勝ち点1を分け合ったが、勝者が誕生していても不思議ではなかった。
とくにこの一戦で際立ったのがモロッコの組織力だ。
ボールを保持しても、カウンターでも、クオリティの高い攻撃が繰り出される。セカンドボールの回収もとにかく速く、とくに前半はブラジル陣内でのプレー時間が多かった。
アフリカのチームと言えば身体能力の高さがフォーカスされがちだが、モロッコは一線を画す。アスリート能力ももちろん備わっているのだが、テクニックや戦術的な志向は欧州寄りだ。アフリカだが、アフリカらしくない強さがある。
ブラジルは個で戦っている印象が否めなかったが、モロッコはそうではない。前回カタール大会のベスト4入りは、やはり偶然ではなかった。
グループCの上位2ヵ国は、決勝トーナメントでグループF、すなわち日本代表のいるグループの上位2ヵ国と対戦する。日本代表にとって、このモロッコの強さを見逃すわけにはいかない。
久保建英は以前、テレビ朝日が行った内田篤人氏との対談で「やりたいのはモロッコ。親善試合で」と話していた。内田が「なぜ親善試合?」と問うと、「モロッコとやったら負けそう」と本音を吐露していた。
その言葉が現実になる可能性も否めない。日本代表はまず目先の試合に集中しなければならないが、勝ち進んだとしても、待っている壁はかなり高いかもしれない。
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