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欧州クラブ、2029年クラブW杯の“ボイコット”を検討か FIFAとの対立がクラブにも波及、UEFA会長が会談へ

text by 編集部 photo by Getty Images
UEFA

【写真:Getty Images】



 欧州の有力クラブが、2029年に開催予定のFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)への不参加を検討する可能性が浮上した。スペイン紙『AS』は現地時間4日、欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長と、欧州クラブ連合(EFC)のナセル・アル・ケライフィ会長が、12日のUEFAスーパーカップに合わせてオーストリア・ザルツブルクで会談すると報じた。

2029年クラブW杯の“ボイコット”を検討か

 対立の発端は、FIFAが7月28日に発表した「FIFAフォワード・エンタープライズ(FFE)」構想だ。

 W杯やクラブW杯などを運営する評価額200億ドル(約3兆円)の新会社を設立し、その株式の最大20%を外部投資家に売却する計画だった。FIFAは多数持分を維持し、競技規則や大会形式に関する決定権も保持すると説明していた。

 しかし、UEFAやEFCは、十分な協議を欠いたまま大会の商業権を民間資本に開放する動きだとして反発。UEFA加盟55協会は7月30日、計画が存続する限りFIFA主催大会に参加しない方針を全会一致で決めた。その後、世界中からの反対を受けてFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は計画を断念している。



 それでも両者の溝は埋まっていないようだ。『AS』は「現時点でEFCとFIFAの間に2029年大会開催の合意は一切ない」とし、「ボイコットとすら呼べない」と強調した。

 また、2025年大会の支払いおよび連帯分配金が未払いだとして、多くのクラブがEFCに照会しているという。クラブW杯に出場しなかったクラブへ分配される連帯金については、今年2月の時点でも配分方法や支払時期が定まっていないと報じられていた。

 現段階で欧州クラブの不参加は決定しておらず、具体的な大会方式や参加契約も固まっていない。ザルツブルクでの首脳会談が、FIFAとの交渉再開につながるのか、それとも対立をさらに深めるのか注目される。

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