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ヤング先発が意味する序列の変化。現地記者は“香川の終焉”と1月移籍を示唆

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography , Asuka Kudo / Football Channel

「今のユナイテッドには3、4人の一流選手の補強が必要」

 試合を生放送したスカイスポーツの解説者は一様に1月中の補強が急務であると指摘した。

 元ユナイテッド/イングランド代表DFのガリー・ネビル解説者は、「夏の補強失敗が今季の不調に大きく響いている。ユナイテッドは獲得を目指していた選手をことごとく取り逃した。

 ファブレガスやベインズを獲得していれば、リーグの順位も大きく変わっていたはずだ。今のユナイテッドには3、4人の一流選手の補強が必要であり、多額の資金を投じてそれを実現させれば今からでも4位は確保できる。だが、4位が遠のいている今、そのレベルの選手を獲得するのは難しい」と語った。

 元イングランド代表監督のグレン・ホドル氏は、「周囲は敗因をモイーズのせいにしているが、責任は選手たちにある。特にベテラン選手たちが不振に陥っているのが問題だ。ルーニーとファン・ペルシーが復帰すれば状況も好転するだろうが、今のユナイテッドは守備陣、中央MFに問題を抱えている」と解説した。

 2トップのファン・ペルシーとルーニーの復帰が遅れ、それが直接的な不調原因として英メディアでも頻繁に取り沙汰されている。リーグ優勝を果たした昨季、同2選手は24試合でともにプレーし、19勝4分け1敗という好成績を築いた。

 今季も両選手がプレーしたリーグ8試合では6勝2分けと無敗だったが、共演しなかった他の14試合では5勝2分け7敗と負け越している。

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