フットボールチャンネル

岡崎がプレミア初ゴール。レスターはウェストハム破り開幕2連勝

text by 編集部 photo by Getty Images

岡崎がプレミア初ゴール
岡崎”らしい”ゴールでプレミア初得点【写真:Getty Images】

【ウェストハム 1-2 レスター プレミアリーグ第2節】

 イングランド・プレミアリーグ第2節が15日に行われ、岡崎慎司が所属するレスターはアウェイでウェストハムと対戦した。

 開幕戦でアーセナルを破ったウェストハムのホームに乗り込んだレスター。岡崎は前節に続き先発出場を果たし、ジェイミー・ヴァーディーと2トップを組んだ。

 序盤からピッチを広く使って攻めるウェストハムに苦しめられたレスターだが、徐々に流れを取り戻して27分に先制点を挙げる。

 カウンターの流れから左サイドに抜け出したヴァーディーがクロスを上げ、岡崎がボレーシュートで合わせる。一度はGKアドリアンに防がれたが、こぼれ球に再び岡崎が頭で詰めてプレミアリーグ初ゴールを挙げた。

 得点後には岡崎の周りにチームメイトが駆け寄って祝福し、スタンドのファンからは「シンジ! シンジ!」のコールが送られた。

 主導権を握ったレスターはヴァーディーを裏に走らせて攻撃の起点とするシンプルな形でゴールに迫っていく。右サイドではリヤド・マハレズが巧みな仕掛けで相手をほんろうした。

 すると38分、ヴァーディーが競ったこぼれ球を岡崎が左サイドの深い位置でキープし、走りこんできた味方へパスを送る。それを受けたマーク・オルブライトンがラストパスを送り、プレシーズンから絶好調のマハレズが2試合連続今季3点目となるゴールを挙げた。

 その後も勢いを保ったままプレーを続けたレスターが2点リードで前半を折り返す。

 ビハインドを背負ったウェストハムは後半開始からリース・オックスフォードに代えてペドロ・オビアングを投入する。そして55分、ディミトリ・パイエが見事なシュートを決めて1点差に迫る。

 流れが悪くなったレスターは62分、岡崎に代えて中盤のエンゴロ・カンテを投入して展開を落ち着かせようと試みる。前半から何度も厳しいタックルを受けて痛んでいた岡崎は、2得点に絡む活躍を残してピッチを去った。

 マヌエル・ランシーニとモディボ・マイガという攻撃的な交代カードを切り、ボールを支配して圧力をかけてくるウェストハムに対し、レスターはGKカスパー・シュマイケルを中心に集中した守りで耐える展開が続く。

 後半アディショナルタイムにCKで前線に上がったGKアドリアンがハイキックの反則を取られてレッドカードを提示され、一発退場となる珍事もあったが、最後までしっかりゴールにカギをかけたレスターが1点差を守り切って開幕2連勝を達成した。次節は22日にトッテナムと対戦する。

【得点者】
27分 0-1 岡崎慎司(レスター)
38分 0-2 リヤド・マハレズ(レスター)
55分 1-2 ディミトリ・パイエ(ウェストハム)

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top