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エバートンFWネイスミス、チェルシー戦でハット達成。途中出場ではプレミア史上6人目

text by 編集部 photo by Getty Images

エバートンFWネイスミス、チェルシー戦途中出場でハット達成。プレミア史上6人目
チェルシー戦でハットトリックを達成したスコットランド代表FWスティーブン・ネイスミス【写真:Getty Images】

【エバートン 3-1 チェルシー プレミア第5節】

 チェルシーは現地時間12日、プレミアリーグ第5節でエバートンと対戦し、1-3で敗れた。

 この試合、チェルシーから全得点を奪ったのはベンチスタートとなったスコットランド代表FWスティーブン・ネイスミスだ。

 前半9分、先発したボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFムハメド・ベシッチが負傷。ロベルト・マルティネス監督はネイスミスを投入し、4-3-3から4-2-3-1にシフトチェンジする。

 左サイドのブレンダン・ギャロウェイのクロスにヘディングであわせて先制点を奪うと、直後には左足でミドルシュートを叩き込み、2点目を決めた。

 チェルシーは前半のうちにセルビア代表MFネマニャ・マティッチが見事なミドルシュートを決めて1点差に詰め寄るも、ネイスミスは試合終了間際にもGKアスミール・ベゴビッチとの1対1を制してハットトリックを達成した。

 これまでのプレミアリーグで、途中交代からハットトリックを決めたのは5人。ネイスミスはオーレ・グンナー・スールシャール、ジミー・フロイト・ハッセルバインク、ロバート・アーンショウ、エマヌエル・アデバヨール、ロメル・ルカクに続く6人目の選手となった。

 また、ネイスミスは左右の足とヘディングでゴールを決めており、プレミアリーグでジョゼ・モウリーニョ監督のチームからハットトリックを決めた初めての選手となる。

 一方、深刻な状況に陥っているのはチェルシーだ。この敗戦により、前節のクリスタルパレス戦に続く2連敗を喫した。

 昨季はリーグ最小失点を記録した鉄壁の守備を誇るチェルシーだが、今季はこれで12失点と完全に崩壊。38試合32失点だった昨季、12失点目を記録したのは第15節の敵地ニューカッスル戦だが、早くも第5節で並んでしまった。

 これまでチェルシーを破るチームを率いる監督の頭文字が「P」で始まっていたことから、“Pの呪い”とも呼ばれていたが、マルティネス監督のチームに敗れて今季3敗目。

 名将モウリーニョ監督のチームに、大きな危機が訪れている。

【得点者】
1-0 17分 ネイスミス(エバートン)
2-0 22分 ネイスミス(エバートン)
2-1 36分 マティッチ(チェルシー)
3-1 82分 ネイスミス(エバートン)

【了】

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