フットボールチャンネル

名将アンチェロッティ氏、引退時期を告白。イタリア代表監督への夢も語る

text by 編集部 photo by Getty Images

アンチェロッティ
カルロ・アンチェロッティ氏【写真:Getty Images】

 来季からバイエルン・ミュンヘンの監督就任が内定しているカルロ・アンチェロッティ氏が、伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで、自らの引退時期を語った。

 アンチェロッティ氏はこれまでミラン、チェルシー、パリ・サンジェルマン、レアル・マドリーなど数々のビッグクラブを指揮。ミラン以降は、就任した全てのクラブにタイトルをもたらし、3度のチャンピオンズリーグ優勝も経験している。

 そして、2030年のワールドカップ(開催中未定)でイタリア代表を率い、キャリアを終えたいと告白している。

「私は2030年のワールドカップでイタリアを率いるのを最後に、キャリアを終えるだろう。2018年のロシアワールドカップで、イタリアが決勝まで辿り着けることは歴史が物語っている。そして、2030年には優勝できるはずだ」

 選手としても実績のあるアンチェロッティ氏だが、指導者のキャリアはアリゴ・サッキ氏がイタリア代表監督を率いていた際にアシスタントコーチを務めていたところから始まる。アンチェロッティ氏は、キャリアを始めた場所で引退することが理想的だと語っている。

「私はサッキの側近としてイタリア代表でキャリアをスタートさせた。だから、そこでキャリアを終わらせることになるだろう。私はその時にはもう71歳になる。花道を飾るにはちょうどいい時期だ」

 世界最高の指揮官のひとりとしてビッグクラブを栄光に導いた名将は、母国に世界一の称号を与え、キャリアに幕を下ろすことはできるのだろうか。

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top