先制点を奪ったアドリアン・ラモス【写真:Getty Images】
【ダルムシュタット 0-2 ドルトムント ブンデスリーガ第24節】
ドルトムントは現地時間2日、ブンデスリーガ第24節でダルムシュタットとアウェイで対戦した。
日本代表MF香川真司はベンチスタートとなり、17歳のフェリックス・パスラックが先発出場でブンデスリーガデビューを飾った。香川は前節のホッフェンハイム戦でハーフタイムに交代を命じられるなど、厳しい状況を迎えている。
ホッフェンハイム同様、昇格組のダルムシュタットは自陣に守備ブロックを敷く戦法で試合に臨む。ドルトムントはボールを持つ時間は長いものの、ダルムシュタットの堅い守備を前にチャンスをなかなか作り出せない展開が続く。
26分にはアドリアン・ラモスがセットプレーの流れから狙うが、シュートはヒットせずに相手GKを脅かせず。逆に、38分にサンドロ・ヴァグネルに際どいシュートを打たれるなど、ダルムシュタットも応戦する。
苦しい展開が続いたドルトムントだが、38分にスコアを動かす。ゴンサロ・カストロのクロスからピエール・エメリック=オーバメヤンがヘディングシュートを放つ。これは相手GKにセーブされるが、こぼれ球をラモスが押し込んでドルトムントが先制した。A・ラモスは前節に続いて2試合連続となる今季リーグ戦4得点目となった。
前半は少ないチャンスをモノにしたドルトムントが1点のリードを奪って後半へと折り返す。
後半開始直後、ドルトムントはリードを広げる。左サイドバックのエリック・ドゥルムがゴール前に走り込むと、カストロが完璧なスルーパスを通す。これをドゥルムが決めて2-0とする。
その後はダルムシュタットが反撃に出るが、GKロマン・ヴァイデンフェラーを中心として守備陣が体を張ってゴールを許さない。ドルトムントはダメ押し点こそ決められなかったものの、完封勝利を収めた。
ドルトムントはこれでリーグ4連勝とし、首位バイエルンを猛追している。最後まで香川に出場機会は訪れず、リーグ戦2試合ぶりの出番なしとなった。次節、ドルトムントはホームでバイエルンとの上位決戦となる。
【得点者】
38分 0-1 ラモス(ドルトムント)
53分 0-2 ドゥルム(ドルトムント)
【了】