ザック・ジャパンにとって高すぎる授業料。痛恨の2失点目はなぜ起きたのか?

ヨルダンにまさかの敗戦を喫し、W杯出場決定がお預けとなった日本。先制点はもちろんだが、2失点目で苦しくなったのは事実。なぜいとも簡単に失点してしまったのか? 酒井高徳のコメントから分析する。

2013年03月28日(Thu)8時14分配信

text by 河治良幸 photo Kenzaburo Matsuoka
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ロングカウンターに苦しんだ日本

 オーストラリアが同日キックオフのオマーン戦で引き分け、ヨルダンに引き分け以上で日本のW杯出場が決まる状況になっていた。

 日本は凸凹のピッチに苦しみながらも中盤ではボールをつなぎ、カナダ戦よりプレッシャーが少ない遠藤と左ウィングに入った清武を起点にトップ下の香川、右ウィングの岡崎がバイタルエリアを突くが、最後のところで屈強なCBの当たりや荒れた芝に足を取られて、フィニッシュの精度を欠いた。

 時折鋭いカウンターで縦を割られかけながらも、押し気味に試合を進めた日本。だが、前半ロスタイムに内田の裏に攻め込まれて与えたCKから、岡崎がマークを外され、バニアテヤに中央で合わせられて失点。

 後半は日本がさらに攻勢をかけたが、酒井高が左でボールを奪われたところから鋭いカウンターを受け、カバーに入った吉田が抜かれる形で2失点目を喫した。

 そこからザッケローニ監督はようやくハーフナーを投入し、清武を本来の右に移すと、後半24分にはその清武のスルーパスに香川が飛び出して1点を返した。さらに清武を起点に追い越した内田がペナルティエリアまで侵入したところで途中出場のアブダラー・デーブに倒されPKを獲得。しかし、遠藤が右に蹴ったボールはGKシャフィのドンピシャのセーブに阻まれ失敗してしまった。

 自陣で引いて守るヨルダンに対し、ザッケローニ監督は左に駒野を投入してサイドからのクロスを増やしたものの、ヨルダンの体を張った守備とロングカウンター、さらには時間稼ぎに流れを断たれ、後半41分という乾の遅すぎる投入も空しく敗戦。日本のW杯行きはお預けとなった。

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