時代の終焉か? “バルサであること”に失敗したチームの未来

2013年05月05日(Sun)9時21分配信

text by 西部謙司 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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ボールポゼッションと勝敗の関係

 バルサの戦い方は「70%程度のポゼッションをとる」が基本だ。そうすれば試合の8割ぐらいは勝利できると信じている。

 ボールポゼッションが60%を超えると、印象としてはかなり一方的になる。ただし、実はポゼッションと勝敗の関係はさほど強くない。ほぼ無関係と言ってもいいだろう。ポイントは「70%」にある。これはサッカーでは異常値といっていい。

 パス回しが上手いだけでは到達しない数値であり、相手のボールを短時間に奪いとる守備があってはじめて70%が現実のものになる。

 ボールを支配して押し込み、失っても相手陣内で素早くプレスして短時間で奪い返す、そしてまた攻撃…。ポゼッション70%は、ほとんど相手陣内でプレーしている状態になる。

 あとは引かれても崩せる攻撃力と、数回は食らうであろうカウンターアタックを阻止する守備力、この2つの要素があればまず勝利できると考えるのは自然だろう(それでも2割は勝てないと考えているのはバルサらしいが)。

 バイエルン戦のポゼッションは第1レグが63%、第2レグは56%だった。目標値の70%には遠く及ばず、相手よりボールを持っている時間は長かったとはいえ、この程度では勝敗に影響は与えられない。実際、スコアは2試合で0-7だった。

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