明確な目標を持てないメキシコ戦をどう戦うか 敵は相手ではなく自分たちにあり

イタリア戦に敗戦し予選リーグでの敗退が決定した日本代表。前日練習後のミックスゾーンでは、ピリピリした空気が消え、選手たちには笑顔も見えた。明確な目標が設定しづらいメキシコ戦、日本代表はイタリア戦と同じようなメンタルで戦うことができるのか。

2013年06月22日(土)17時00分配信

text by 北健一郎 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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これまでとは雰囲気の異なる選手たちの表情

 メキシコ戦の前日練習終了後のミックスゾーンは、これまでの2試合とは明らかに雰囲気が違っていた。ピリピリとした空気をまとっていた主力選手たちの表情にも笑顔が見える。こんなことはコンフェデレーションズカップが入ってからはなかった。

「グループステージを突破することはできなかったが、明日も大事な試合だと思っている。必ず勝ってコンフェデを終わりたい」

 前日会見に出席した遠藤保仁はあくまでも「勝ちに行く」ことを強調したが、チーム全体からイタリア戦のときのような緊急事態ムードは感じられない。良く言えばリラックスしている、悪く言えばテンションが高まっていない。そんな風に感じられた。

 もちろん、イタリアとの歴史的な熱戦から1日しか経っていないことや、コンフェデレーションズカップの予選敗退が決まったことを考えれば当然とも言える。イタリアを相手にあと一歩まで追い詰めながら敗れて、今大会の目標であった優勝という目標も消えてしまった中で、2試合目までと同じようなテンションで戦えというほうが無理だろう。

 メキシコ戦に関してザッケローニ監督はメンバーの入れ替えを示唆している。「イタリア戦は濃密な試合だった。あれから日が経っていない。今日の練習でチーム全体や個人の状態を見たうえで決めたい」。

 ザッケローニ監督の性格的に、スペインがタヒチ戦で行ったような「スタメン10人入れ替え」のような大胆な選手起用は考えにくいが、主力選手のコンディションを加味した上でスタメンの顔触れに変化が起こると予想される。

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