【西野朗がメキシコ戦を徹底分析】全てにおいて差があった。采配にも疑問符「ピッチ上にストライカーは残しておくべき」

1-2と敗れたコンフェデ、メキシコ戦。エキスパートはどう見たのか? J1での監督経験が豊富な西野朗氏に聞いた。

2013年06月23日(Sun)14時57分配信

text by 編集部 photo Kenzaburo Matsuoka
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メキシコ戦の2失点の形はコンフェデのどのゲームにもあった

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エルナンデスを掴まえ切れず2失点を喫した日本【写真:松岡健三郎】

――1-2とメキシコ戦に敗れてしまいました。

「イタリア戦をいい形で終えて、感触を掴んで迎えた試合でした。立ち上がりは悪くありませんでした。ただ、メキシコも技術があり、徐々にポゼッションされるようになりました。

 そこで選手たちが『今日は難しい試合になる』と感じたのか、危険を避けるためにズルズルと下がってしまいました。ブラジル戦と同じような感じですね。それでも前半を0-0で終えたので、立て直せるはずでしたが、巻き返せませんでした」

――ヘディングで2失点。状況は違いますが、同じ選手に同じようにやられました。

「ポイントは空中戦であった、ということ。空中ではプレスが効きません。フィジカルの戦いになる。単純な体の強さだけでなく、スピードという意味も含めてですけども。体の当たりで負け、スピードで振り切られる。これはコンフェデ、どのゲームにもありました。

 これは明らかな日本の弱点です。判断力、セカンドボールの寄せ、ラインコントロール……。ある時点でボールへのディフェンスから人へのディフェンスへ切り替えるタイミングが出てくるのですが、出来ていない。

 とはいえ、個人の能力には限界がある。それをチームとして、組織としてどうするか。バルセロナはフィジカルに強くないですが、ポゼッションというアプローチですね。これは正解という意味ではなく、例えばの話ですよ」

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