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世界との差を痛感した日本代表の守備陣。ディフェンス再建に向けた今野泰幸の決意

3試合で9失点。コンフェデ3連敗の責任は守備陣にあると言われてもおかしくはない。W杯まで立て直さなくてはならない。センターバックの今野泰幸の決意に迫る。

text by 元川悦子 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

メリハリがはっきりしていたブラジル

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【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

「コンフェデは全部いい相手。その3チームを抑えることができれば自信になると思う。抑えなくちゃダメですよね。ネイマールとのマッチアップも不安はあるけどすごく楽しみです」

 4日のオーストラリア戦で2014年ブラジルW杯出場権を獲得した直後、今野泰幸は直近のコンフェデレーションズカップに思いを馳せていた。とりわけ昨年10月にブロツワフで敗れたブラジルとの再戦には意欲満々だった。

「1人がやられたら1人がカバーみたいなのを11人全員でしっかりやって穴を作らないようにすること。それを何度も繰り返すしか、得点の確率を減らすことはできないと思う」と試合前日には語っていたが、15日のブラジリアでの対戦は3失点完敗。今野自身も力の差をまざまざと見せつけられた。

「中盤のミスがブラジルと日本では明らかにウチの方が多かった。ネイマールの1点もちょっとしたところを確実に突いてくるのが世界のスターですよね。あのゴールの後、ブラジルはすごく落ち着いていたし、90分通して行くところ行かないところのメリハリもハッキリしていた。

 後ろもメチャ固かったし、強かった。前回の0-4の時より進化しているところを見せたかったけど、伸びてないなっていうのを実感させられるゲームでした」と潔く相手の強さを認めるしかなかった。

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