フットボールチャンネル

本田圭佑 11年前

ミラン番記者が改めて断言。覆らない本田圭佑の今夏加入と“1月移籍”発言の裏事情

text by クリスティアーノ・ルイウ photo by Kenzaburo Matsuoka

ミランの本田、お披露目はいつか?

 新加入のサポナーラはまだ若く、即戦力として攻撃をオーガナイズする能力はない。ターゲットとしているパストーレなどは獲得できるか不透明だ。本田を手にしておかなければ、戦術上で無理が生じてしまう。つまり、CSKAとミラン、両者の思惑が一致しての今夏の本田加入なのだ。

 もちろん肖像権およびスポンサー契約などに関する細部を詰める作業はなおも続くが、本田の今夏ミラン入りが覆ることはない。
(編注:編集部がロビーニョの移籍の関係性を尋ねたが、ルイウ氏は「それは無関係。関係があるのはロビーニョとポジションが同じリャイッチ獲得についてだ」と述べた。また、昨日SKYが<今回の直接交渉によって、もはや来年1月の移籍は確実>と報道した件について編集部がルイウ氏に尋ねると「その情報の信ぴょう性は薄い。移籍は夏だ」と力強く返答した)

 未だ不確かなのは、本田がミランのユニフォームを身にまとってピッチに立つ日が一体どの段階になるかということだ。プレシーズン中において、その可能性は3つある。

 7月26日のバレンシア戦(International ChampionsCup)か。あるいは同31日のバイエルン・ミュンヘン戦(Audi Cup、ミランのスポンサーであるアウディへのお披露目は十分に考えられる)か。または8月のアメリカ遠征時になるのか。

 確かなのは、2013-14シーズンのチャンピオンズリーグのプレーオフが幕を開ける8月20日(または21日)の時点で、本田がミラン指揮官アッレグリの配下にあるということだ。

 イタリアにおけるスクデット奪還、のみならずCLにおける復権を目論む名門ミランの牽引者となれるか。「MILANのHONDA」に寄せられる期待は絶大である。

【了】

1 2 3

KANZENからのお知らせ

scroll top