ルーニー獲得に執念を燃やすが――。モウリーニョはトーレスを再生させることが出来るか?

モウリーニョが復帰し、新シーズンを迎えるチェルシー。懸案事項は未だ爆発する気配のないフェルナンド・トーレスの処遇だ。新監督がルーニー獲得へ執念を見せる中、果たしてセンターフォワードの座には誰が座るのか。

2013年08月17日(Sat)13時07分配信

text by 山中忍 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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トーレスは今季の鍵ではない

 7月のアジア遠征中のこと。ジョゼ・モウリーニョは、イングランド国内紙向けのインタビューで、今やチェルシーの監督が避けては通れない質問を受けた。「フェルナンド・トーレス再生プランの有無」を問う質問だ。

 2011年1月の移籍以来、トーレスがチェルシーにもたらした得点は合計35点。古巣リバプールでは、移籍1年目のリーグ戦だけで24得点を上げたCFとしては全くの期待外れであり、80億円近い移籍金には見合わない。

 モウリーニョの答えは「ノー」だった。しかし、続く発言が「トーレスに希望」という報道につながった。新監督は言っている。

「最終ライン裏のスペースに走り込み、ゴールに向ってこそトーレス。ゴールを背に、狭いスペースでボールを持ってもマジックは期待できない。 ピッチ上では、チーム戦術の犠牲になる選手も現れる。今更、彼の特性を変えることはできないが、持ち味を生かすチームとしての戦い方は心得ている」

 中には「トーレスが今季の鍵」との報道も見られたが、それはいき過ぎだろう。ラダメル・ファルカオ獲得工作に始まったCF補強は、現在、ウェイン・ルーニーにターゲットが絞られている。

 指揮官自ら「欲しい新FWはルーニーだけ」と公言し、2度のオファーをマンチェスター・ユナイテッドに拒否された後も、「移籍市場閉幕まで諦めない」と執念を見せる。

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