未来への第一歩を刻んだバイエルン戦。CSKAモスクワ・本田圭佑は欧州王者に通用したのか?

2013年09月18日(水)11時17分配信

text by 本田千尋 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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チームは完敗も普段通りのプレーを見せる

 レアル・マドリーのロナウド、ユヴェントスのピルロといった顔が並ぶ中、CSKAでピックアップされたのは、本田だった。『Sport Bild』は街角にあるスーパーやキオスクで販売されている大衆雑誌なので、多くのドイツ人サッカーファンが本田に関心を寄せたことだろう。

 バイエルンの名声を考えれば、CSKA戦はドイツ国内に留まらずヨーロッパ中の関心を集めたのも間違いはない。夏は過ぎ去ってしまったが、未来は直ぐにやってくる。冬の移籍市場に向けて、本田の力を欧州にアピールする絶好の機会だったことは言うまでもない。

 本田は欧州王者に通用したのだろうか。チームとしてのCSKAは、バイエルンに完敗だった。前半開始早々にアラバに鮮やかな直接FKを流し込まれ、終了間際にもマンジュキッチに決められてしまう。前半終了時にスコアは既に0-2だった。

 本田について言えば、前半を折り返し、圧倒的に不利な状況の中でも、冷静に闘争心を燃やし、至ってノーマルにプレーすることができる、といった印象を受けた。

 相手CBのダンテにも当たり負けせず、フィジカルについては十分通用していた。ポジショニングに細心の注意を払い、左右にロングボールを供給し、攻撃の形を作りだそうと腐心していた。2-0でリードし少し余裕をもたれていたとは言え、バイエルンを相手にノーマルにプレーするのは、簡単ではない。

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