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日本代表 11年前

「誰と組んでもしっかりできる」。新コンビへ自信を見せる長谷部。キャプテンとして代表を牽引できるか?

明日、セルビアと戦う日本代表。遠藤保仁の欠場が濃厚で、ボランチは馴染みの薄いコンビで臨むことになりそうだ。カギを握るのはもちろん長谷部誠だ。キャプテンとして、またボランチの主軸としてチームをどう牽引していくのか。試合直前の本人を直撃した。

text by 元川悦子 photo by Asuka Kudo / Football Channel

「マガト? それはないですね」

長谷部誠
ニュルンベルクへ移籍し、念願だったボランチでの定位置を確保した長谷部誠【写真:工藤明日香 / フットボールチャンネル】

 8月末の移籍期限ギリギリに6シーズンプレーしたヴォルフスブルクからニュルンベルクへ移籍し、念願だったボランチでの定位置を確保した長谷部誠。しかし、新天地は勝利から見放され、10月6日のハンブルガーSV戦で0-5と大敗し、ミヒャエル・ビージンガー監督が更迭される事態に陥った。

 こうした慌ただしい1カ月間を過ごしたのが目に見えない疲れになって表れたのか、今回の10月2連戦(11日=セルビア、15日=ベラルーシ)に向けた8日のトレーニングを欠席した。心身ともに頑強なキャプテンが休養を申し出るなど、これまでにはなかったことだ。

「コンディション? 全然大丈夫です。次の試合に向けてちょっと休ませてもらいました。その間にニュルンベルクの監督が代わった? 新しい監督も来てないし、まだ分からないですけど、今は代表なんで。

(ヴォルフスブルク時代に因縁のあった)フェリックス・マガトが来たら? それはないですね、たぶん。候補に挙がっている? そういう話は全然知らないですね」と2日ぶりに練習に姿を見せた長谷部はクラブの混乱を一時的に封印。代表の活動に努めて集中しようとしていた。

 2014年ブラジルワールドカップまで7カ月と迫り、代表として練習・試合できる機会は限りなく少ない。加えて今回はボランチのパートナーを組む遠藤保仁が左足首ネンザで初日から別メニューを余儀なくされている。

 セルビア戦では「鉄板」といわれたボランチが違った組み合わせになる可能性も高いだけに、彼としても神経を研ぎ澄ませる必要があるのだろう。

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