危機感を抱きながら前を向く本田圭佑「失点は不運。よかったところもあるし、悲観する必要はない」

欧州遠征で連敗し、重苦しい空気がザックジャパンにのしかかる。攻撃陣は2試合連続無得点に終わり、選手たちは危機感を募らせている。中心選手である本田は何を思うのか?

2013年10月16日(水)13時51分配信

text by 元川悦子 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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「チャンスを決めきれない部分を突き詰めていきたい」

 2014年ブラジルワールドカップ出場権を逃がしながらも底力のある今回のセルビアとベラルーシとの10月2連戦は、日本代表の現在地を確認するのに最適なマッチメークと見られた。

 11月にオランダ・ベルギーという強豪との2連戦が控えているだけに、ザッケローニ監督も選手たちもここで思い切り弾みをつけ、年内最後の集大成へつなげたいと考えていたはずだ。

危機感を抱きながら前を向く本田圭佑
本田は「失点に関しては不運もあった。よかったところもあるし、悲観する必要はない」と語る【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 ところが、11日のセルビア戦での0-2の完敗。攻撃の大黒柱である本田圭佑も内容的にも収穫が乏しかった敗戦を受け止めきれなかったのか、試合後のミックスゾーン取材を拒否。

 テレビ取材も避けようとしたが、どうしてもと迫られて「失点に関しては不運もあった。よかったところもあるし、悲観する必要はない。攻撃でいい形もあった。そこで決めきれなくて残念。チャンスはあるにはあったし、いい部分もあった。チャンスを決めきれない部分を突き詰めていきたい」と言葉を絞り出し、足早にスタジアムを後にした。

 その翌日のトレーニングでは「俺は喋らへんよ」と言いながら、報道陣の意見に耳を傾ける珍しいシーンがあった。本田自身の中でも「今のチームの何が悪いのか。どこを修正しなければいけないのか」という冷静な分析ができなかったから、こんな行動に出たのではないか。

 この日あたりからチーム内で積極的に議論を仕向け、苦境を打開していこうという積極的姿勢を見せたという。

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