UAEで開幕したU-17W杯に挑む“96ジャパン” 前回大会のようなセンセーショナルを巻き起こせるか?

UAEで行われているU-17W杯。日本代表は2日目に緒戦を強豪のロシアと対戦する。前回大会に引き続き指揮を執る吉武監督は「共鳴」を標語に強化を続けてきた。日本代表はイメージがシンクロするような攻撃を見せることができるか。

2013年10月18日(金)16時24分配信

text by 河治良幸 photo Asuka Kudo / Football Channel
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緒戦でいきなり欧州最強クラスのロシアと対戦

 U-17W杯2013がUAEで開幕。ブラジルがスロバキアを相手に6-1と衝撃的な初陣を飾り、前回準優勝のウルグアイがニュージーランドに7-0と大勝したが、2日目にはいよいよ“96ジャパン”ことU-17日本代表が初戦を迎える。

UAEで開幕したU-17W杯に挑む“96ジャパン”
スペクタクルな攻撃サッカーを演じる南野拓実【写真:工藤明日香 / フットボールチャンネル】

 相手は欧州でも最強クラスの呼び声高いロシア。大型ストライカーのガシリンを筆頭としたタレント軍団は、多くが5年後のロシアW杯で、A代表の主力を担うことを期待される選手たち。“96ジャパン”にとって、いきなりのビッグマッチとなるが、この難敵に勝利して勢いに乗れば、“94ジャパン”のベスト8を超える成績も夢ではない。

 もちろん、育成年代であるU-17で究極的に求められるのは、彼らがその後、U-20、五輪代表、そしてA代表レベルの選手に成長していけるかどうかだ。“94ジャパン”は“プラチナ世代”と呼ばれた、宇佐美貴史や宮市亮ら92-93年の選手たちの1つ下に位置し、吉武監督も個人の才能に頼るのではなく、最終的に大会メンバーから外れた候補たちを含むみんなで戦うという意味を込めて“94ジャパン”と名付けられた。

 そしてメキシコで行われたU-17W杯では、現地ではバルセロナにも例えられる流動的な攻撃スタイルを披露し、フィールドの選手全員を出場させながら、グループリーグ突破を果たし、ニュージーランドを破ってベスト8に進出。最後は接戦の末に、2-3とブラジルに敗れたものの、大きな経験を得て帰国した。

 その象徴的な存在がその後、“アジア最優秀ユース選手”を受賞した清水エスパルスの石毛秀樹であり、その後トップチームでの活躍は多くのファンが知るところだ。

 またセレッソ大阪で早くも主力に定着し、柿谷らとスペクタクルな攻撃サッカーを演じる南野拓実、J2の首位を走るヴィッセル神戸でCBのレギュラーを務める岩波卓也、先ごろリオ五輪に向け始動したU-21代表で主力として期待されるアルビレックス新潟の鈴木武蔵など、多くの選手がJリーグのトップチームで活躍していることは大きな成果だろう。

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