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日本代表 11年前

マンUでの不遇から代表でも不調に。“負のサイクル”に苦しむ香川にのしかかる大きな重圧

text by 元川悦子 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

「試合に出なきゃいけないっていうのをこの2試合で感じました」

 頭をよぎったこの思いが確信に変わったのがベラルーシ戦だろう。試合の立ち上がりこそ、左から思い切ってドリブル突破からシュートを放ったり、ワンツーの起点になって内田篤人の決定的なシュートをお膳立てするなど、持ち味を発揮した。が、時間の経過とともにトーンダウン。後半は明らかに足が止まっていた。

「僕個人的にはやっぱり試合に出なきゃいけないっていうのをこの2試合で改めて感じました。国債試合の緊張感というか、試合勘は公式戦で感じられるところがある。

 今回はすごく飲まれてたというか、やはりどこか入り切れてなかった部分があったのは事実なのかなと。あとはコンディション的な問題ですね。試合で厳しい戦いをして個を磨き、自分を磨いていかなきゃいけないのかなと思いますね。

(代表でのパフォーマンスに自信が感じられない?)やっぱり試合に出て、結果を残している時の方が自信はありますよね。だけど自分もこれまで積み上げてきたものをあるし、弱気になることは絶対したくないですし、自分がユナイテッドのプレーヤーだから何でもできるっていう勘違いもしちゃいけない。

 今、自分が試合に出られてないことで感じられることもたくさんあるとは思うけど、やっぱ試合に出なきゃいけないっていうのをこの2試合で感じました。

 次の11月の代表戦(オランダ・ベルギー)まで1カ月しかないけど、チームで結果を出さないとそこに直結してくると思っています。そういう意味では、僕を含めてみんながクラブで貪欲にチャレンジしていかないと。この2試合を踏まえてそれぞれにやらないといけないですよね」とさすがの香川もベラルーシ戦後は言い訳できなかったようだ。

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