マンU勝利、フル出場、高いパス成功率も。香川真司がまだ本調子ではない理由

2013年10月27日(Sun)14時04分配信

text by 内藤秀明 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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香川のパス成功率は高かったが…

 そんな彼らに共通して言えるのが、攻守共に一定以上貢献しつつ、強いインパクトのシュートを武器に得点力で違いをつくり、強豪で長らくレギュラーの座を我がものにしてきた(正確に言えば、晩年のスコールズはややチャンスメイカー寄りになっていたが)。

 現状のクレバリーは、彼らのような得点力はない。そして、低い位置で小気味よくパスとドリブルを織り交ぜ組み立てに貢献はできても、ゴール前でのチャンスメイクもできるわけではない。

 結果、得点に絡めない欠点を運動量でカバーし、攻守共に黒子に徹するしかなく、ミスが許される立場ではないのだ。クレバリーはストーク戦のようなミスが多いパフォーマンスが続けば、より先発の座は遠のいていくだろう。

 そして三人目は香川真司だ。

 この日の香川は不調で、試合勘がまだまだ完全ではなさそうだ。トラップ精度の低さがそれを物語っていた。

 ちなみに、この日の香川のパス成功率は91%。この数字を見ると「好調じゃないのか?」という気もするが、パス成功率は必ずしも調子のバロメーターになるとは限らない。例えば、悪くないパフォーマンスでモイーズから絶賛もされたレアル・ソシエダ戦でのパス成功率は84%で、香川にしては低い数字だ。

 では、91%もパスを成功していながら、なぜ香川のプレーを不調と言えるのか?

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