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ベールに包まれた二川孝広の魅力と素顔

ガンバ大阪特集を行うにあたって、この選手のインタビューは外せない。どんな話になったのか、ちょっと覗いてみよう。

text by 海江田哲朗 photo by Kenzaburo Matsuoka

【フットボールサミット第15回】掲載

二川に根掘り葉掘り訊いてみた

futagawa
二川孝広【写真:松岡健三郎】

 二川孝広、ガンバ大阪生え抜きの10番であり、チームを象徴するプレーヤーのひとりである。卓越したパスセンスで攻撃のタクトをふるい、数々のゴールを演出してきた。

 一方で、その素顔は謎めいている。基本、ポーカーフェイスで感情表現はなだらか。インタビューをはじめとする取材対応はめっぽう苦手ときている。

 だからこそ、興味をかきたてられる存在だ。はたして、二川とはどんな人物なのか。サッカーからプライベートまで、根掘り葉掘り訊いてみた。

――今季、ガンバ大阪の戦いをどう振り返りますか?

「序盤はなかなか勝ち切れなくて苦しみましたけど、徐々に自分たちのやろうとしているサッカーができてきて、結果につながるようになってきました」

――初のJ2、最初はやりづらさがありましたか?

「やりづらいことはなかったです。自分たちがチャンスを決めきれず、勝ち切れない分、なかなか波に乗れなかった」

――ガンバ戦は、どこの会場も大勢の入場者が訪れ、お祭り騒ぎです。ひと泡吹かせてやろうと向かってきます。

「お客さんが入ってるんで、相手のモチベーションが上がっている。立ち上がりから、かなりの勢いでプレッシャーをかけてきます。必死になって戦ってくるのは想定して試合に入りますね」

――ただ昇格すればいいというものではない?

「もちろん。優勝して昇格です」

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