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【独占インタビュー】ゲルト・エンゲルス「代表は新しい選手、新しいシステムを意識したほうが良い」

text by 羽澄凜太郎 photo by Asuka Kudo / Football Channel

「ACLを獲った年も雰囲気は良くなかった」

――“チーム内で色々生じていた。”というのは一体何が起こっていたのでしょうか? 

「実はあのときチームの雰囲気は良くなかった。移籍のことがあって、来年チームにいない選手もいたしね。何度も言うようだけどACLの年も決して悪いわけではなかった。でも、あのときACLも獲り、リーグも悪くなかったのに『パレードは止めた方が良い』という話が会社から出た。

 リーグ制覇の時にやったパレードを、アジアで1番になったのにやらないことにみんなおかしいと思っていたよ。そういうこともあって雰囲気は良くなかった。そのあとも結構問題があった、ご存じの通りね(笑)」

――2008年はオジェック監督が開幕早々に辞任し、その後をエンゲルスさんが任せられてというゴタゴタが続きました。僕個人としては、チームは一度首位に立ちましたし、言われるほど悪くなかったという風に思っているんですが実際はどうだったんでしょうか?

「僕もそう思う。あのシーズンはメンバーがガラッと変わった。ワシントンとかキープレーヤーも移籍したしね。

 目標はチームを若手にシフトする、スタイルも変わるっていう中で、やっぱりさっきも言ったけど雰囲気が良くなかったからいち早くオジェックはクビになった。実はそのシーズン、我々は数年で一番勝ち点を稼いだシーズンだった思う。去年ぐらいに抜かれたけれど、それが難しい時期だった」

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