「もうちょっと若いチームを作らないとダメかな」
原口元気【写真：工藤明日香 ／ フットボールチャンネル】
――現在のJリーグ、日本のサッカーをどう見ていらっしゃいますか？
「この間、2年ぶりぐらいにJリーグを観に行った。レイソルとアントラーズの試合を観て、他の試合のメンバー表も貰ったんだけど、感じるのは年齢が高い選手が多くなったなということ。
しばらく日本から離れていて、インターネットとかで情報は見ているけど、僕の知っている選手ばっかり。そう考えると若い選手がそんなに多くない。
代表もそう。僕がまったく知らない選手はまだ1人も代表に入ってない。原口元気も最初の公式戦は高校2年生の時に見ていて、（山田）直輝とか（高橋）峻希とかね。そう考えるとレッズも決して若くて、新しいチームではない。
もうちょっと若いチームを作らないとダメかな。ほんとにもう一回、ヨーロッパのサッカーを真似するじゃないけど、例にして考えた方が良い」
――今でもJリーグや代表の試合を観ているということで少し話はかぶってしまうかもしれないんですが日本のサッカーは国内リーグ、代表チームを総合して見てどのくらいのレベルに今あるとお考えでしょうか？
「レベルが高くなったのは間違いない。とくに今は海外に行った選手が活躍している。でも、この前のコンフェデレーションズカップなんか見ると良い試合もあったけど、まだまだの試合もあった。
だから“ニューフェイス”。新しい選手、新しいシステム、新しいやり方をもうちょっと意識したほうが良いように感じるし、Jを最近見ていて遅れてきているように感じる。
アジアにおいてもそう。（ACLを）獲ったのはガンバが最後でしょ？ そのあと、アジアで優勝もない。決勝トーナメントに行けないこともある。それと、ガンバやジュビロみたいな大きいクラブがJ2やJ1下位にいる。だから色々な面で新しいことを意識したほうが良いと思ってみている」
