プロになるため欧州の大学へ留学、そしてリーグ優勝。金井拓也の選択したサッカー人生

2013年11月17日(Sun)17時00分配信

text by 長束恭行 photo Yasuyuki Nagatsuka
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文武両道を目指しオランダの大学へ入学

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【写真:長束恭行】

 帰国後はサガン鳥栖ユースのテストを受け、合格後は隣県まで二年間通い続けた。そして大阪学院大学に進学。左サイドバック、左サイドハーフとして一軍昇格を目指すも大所帯特有の壁にぶつかった。

「大学サッカーは本当に難しいですよね。部員が150人もいたらそれこそ…。たとえ巧かったとしても監督に気に入られなかったらあんまり使われないですし、四軍にいたところでも見てくれないですから」

 それでも金井は二年生に四軍から二軍へ登り詰めるのと同時に、英語力に磨きを掛けながらTOEICの点数を「850」まで伸ばした。そんな文武両道の学生生活が、新たな留学に繋がっていく。

「大学に行ってもみんな勉強しないじゃないですか。例えば、サッカー部に入ったらサッカーだけ。そういうのが嫌で。僕は勉強もしたかったし、英語をもっと伸ばしたいという思いがあったので外国語学部を選びました。

 正直、大学では留学をあんまり考えていなかったです。でも先生に薦められて考え直しました。僕の中では『留学したらサッカーできなくなるかな』と思ったんですよね。すると交換留学先にオランダの大学があって。オランダだったら勉強もできるし、サッカーの環境も確実に良いと思いました」

 大学から成績優秀者のお墨付きを得て、フェンローにあるフォンテンス応用科学大学に金井が入学したのは三年生の時。2012年の秋だった。

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