プロになるため欧州の大学へ留学、そしてリーグ優勝。金井拓也の選択したサッカー人生

2013年11月17日(Sun)17時00分配信

text by 長束恭行 photo Yasuyuki Nagatsuka
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「17」に込めたサガン鳥栖への思い

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リトアニアの位置

 リトアニアの首都ヴィリニュスにあるジャルギリスは同国のクラブで唯一、旧ソ連のトップリーグでプレーした古豪だ。放漫経営で2009年に破産した後、選手やサポーターの手で地域密着型クラブとして再興。ここ二シーズンは続けてリーグ2位に終わったものの、昨季は9年ぶりにカップを制していた。

「もちろん、ジャルギリスというクラブはそれまで聞いたことなかったです。ヨーロッパリーグに出場したと聞いた時は『絶対厳しいやろうな』と思いました。でも当たって砕けろじゃないですけど、キャンプに行けるだけでも凄く良い経験ができると思いました」

 金井はトップ下にポジションを移し、柔らかいボールタッチと機敏性を活かしてアピールを続けた。本人は『自分のようなプレータイプが慣れるにはどこのチームでも時間が掛かる』と分析するが、『でも試合を重ねていけば絶対に大丈夫』と心配はしなかった。

 クロアチア・キャンプ最後の相手は、アマル・オシム監督が率いるボスニア王者ジェリェズニチャール。金井自身も一番の出来と認めるプレーを演じ、1アシストでチームを勝利に導いた。長かったテストに合格し、晴れてプロ契約を結ぶ。背番号は「17」。この数字にこだわったのは、「17」をサポーターズナンバーに定めるサガン鳥栖への想いからだった。

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