プロになるため欧州の大学へ留学、そしてリーグ優勝。金井拓也の選択したサッカー人生

2013年11月17日(Sun)17時00分配信

text by 長束恭行 photo Yasuyuki Nagatsuka
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温かかったジャルギリスのサポーター

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【写真:長束恭行】

 長くて厳しい冬もあって春秋制を敷くリトアニア。氷点下の日々が続く3月初旬、シーズン開幕を告げる「スーパーカップ」が開催された。カップ王者のジャルギリスは、リーグ五連覇中のエクラナスと対決。ベンチ入りした金井は延長101分に登場し、公式戦デビューを果たす。

「ピッチに入った時はそんな何も思わなかったですね。緊張もなかったし。ただ、初めてこのような大会に優勝してカップを掲げました。サポーターもめっちゃ喜んでいて。凄く良い経験でしたね」

 リトアニア人は極めてシャイな国民性だが、小規模ながら熱狂的なジャルギリスのサポーターは初めての日本人選手を温かく迎えた。

「最初はどう思われるか怖かったんですけど、みんな本当に優しかったです。例えば、試合に出ていない時も『お前は巧いから大丈夫』と言ってくれたし。スーパーマーケットに行ってもここの店員は無愛想じゃないですか(苦笑)。でもサポーターはよく声を掛けてくれました」

 リトアニアリーグは9クラブで構成され、総当り4回戦で争われる。優勝候補最右翼のジャルギリスは開幕から首位を独走。金井はベンチスタートが多かったものの、5月22日のタウラス戦では初ゴールを含む2得点をマークした。

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