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バレンシア、エルチェとのダービーに敗戦

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ビジャレアルはレバンテ撃破で4位キープ
ビジャレアルはレバンテ撃破で4位キープ【写真:goal.com】

24日のリーガエスパニョーラ第14節、バレンシアは敵地マルティネス・バレロでのエルチェ戦を1-2で落とした。勝ち点17でエルチェに並ばれ、得失点差によって10位に順位に落としている。

25年ぶりにリーガ1部で実現した、バレンシア州のクラシコとも呼べるダービー。バレンシアはエルチェの堅守速攻に苦戦しながらも、フェデの突破を起点に決定機を築いていく。だが、16分にCKから放たれたリカルド・コスタのシュートはポストに直撃し、その3分後にフェデが打ったシュートも枠を捉えられず。その後にドルラン・パボンが迎えたチャンスはGKマヌに阻まれ、スコアを動かせぬまま試合を折り返す。

後半、バレンシアは54分にパレホのFKからハビ・フエゴがヘディングシュートを繰り出すも、これも枠を捉えることはできず。またも決定力不足を露呈すると、その3分後にエルチェの先制点を許してしまう。アルバカルのクロスに頭で合わせ、これが枠内に収まった。3万人と今季一番の集客数を記録したマルティネス・バレロは、この日一番熱狂に包まれる。

ビハインドを負ったジュキッチ監督はその後フェデ、D・パボンに代えてエルデル・ポスティガ、フアン・ベルナトを投入。すると73分、そのJ・ベルナトが同点弾を決めた。バレンシアのカンテラーノはバラガンのクロスからボレーを放ち、マヌに弾かれたこぼれ球を再度叩いてネットを揺らした。

その後試合は、攻守が激しく入れ替わる打ち合いの様相を呈す。だが次第にエルチェが押し込み始めると、84分に勝ち越しゴールを記録。コロの絶妙な浮き球のパスから最終ラインを抜け出したクリスティアンが、左足のシュートでGKジエゴ・アウベスを破った。ジュキッチ監督はJ・フエゴをバネガに代えるなど最後の猛攻を仕掛けるも、エルチェの堅守を崩すことはかなわず。歓喜に沸くマルティネス・バレロで、終了のホイッスルを迎えている。

また、もう一つのバレンシアダービー、シウター・デ・バレンシアでのレバンテ対ビジャレアルは3-0でビジャレアルが勝ち点3を獲得。マルセリーノ監督のチームは12分にブルーノ・ソリアーノが先制点を記録し、73、88分とイケチュク・ウチェがゴールを重ねた。ここ3試合の成績を2勝1分けとビジャレアルは、勝ち点を27として4位をキープ。3連敗のレバンテは13位に後退した。

バジェカスでのラージョ・バジェカーノ対エスパニョールは4-1でエスパニョールが快勝した。セルヒオ・ガルシアのハットトリック、ストゥアニの1得点でバジェカスを攻略したエスパニョールは、じつに5試合ぶりの白星で9位に浮上。ラージョは降格圏19位に沈んでいる。

Goal.com

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