大逆転でワールドカップ進出を決めたフランス 勝負を決めた“メンタル”と“戦略”

ブラジルW杯への出場を懸けて争われたウクライナとのプレーオフで、フランスは第1レグを0-2と落とした。国全体が諦めムードとなる中、第2レグは立ち上がりから猛攻を仕掛け、結果的に3-0で勝利。トータル3-2でW杯出場を決めた。大逆転に繋がった理由に迫る。

2013年11月25日(Mon)12時05分配信

text by 小川由紀子 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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勢いで第1レグを乗り切ったウクライナ代表

 フットボールはやはり、メンタルがものをいうスポーツだな、と、今回のプレーオフを見てつくづく実感した。

 第1レグ、キエフにフランス代表を迎えたウクライナ代表の選手たちは、「失うものはない、当たって砕けろ!」という心意気だった。

「どうせ世界中の人たちは、フランスが楽勝すると思っているんだろう。俺たちに何ができるか、見せてやろうじゃないか!」

 かたや、フランス代表の面々には、「プレーオフで負けたらただじゃおかんぞ!」というプレッシャーがのしかかっていた。

 ロナウドがいるポルトガルや、イブラのスウェーデンに苦戦するならまだしも、ウクライナに負けるなんてことは、ありえない!

 というのが、世の人々の心の声だったのだ。

 試合が始まると、生き生きとピッチを駆け回ったのはウクライナ側だった。

 フランスはすっかり後手にまわり、自分たちのプレーを出すどころではなく、あっさりと2点を喫して敗戦。結果もさることながら、「そのやる気のない態度はなんだ!」と、テレビや新聞で、レ・ブルーはコテンパンに叩かれた。

 ところが、第2レグで立場は逆転したのである。

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