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C・ロナウド不在のマドリー、10人でガラタサライに快勝

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グループ首位突破が決定、ベルナベウはCR7のバロンドール受賞を後押し
グループ首位突破が決定、ベルナベウはCR7のバロンドール受賞を後押し【写真:goal.com】

27日に行われたチャンピオンズリーグ・グループB第5節、レアル・マドリーはホームでのガラタサライ戦に4-1で快勝した。

背番号7が記された無数の紙と「クリスティアーノ・ロナウド、バロン・デ・オロ(バロンドール)」との大横断幕が南スタンドを覆うなど、C・ロナウドのバロンドール受賞を後押しする一大キャンペーン会場となったベルナベウ。負傷の影響でポルトガル代表FWを欠いたマドリーは4分、ボックス内右に侵入したベイルが枠をわずかに外れるシュートを放つなど、良い形で試合に入ったかに見えた。

だがその後は、陣形をコンパクトに保ったガラタサライに苦戦を強いられる。すると26分、突破を仕掛けたブルトを倒し、セルヒオ・ラモスに一発レッドの判定。アンチェロッティ監督はトップチーム初先発だったヘセをピッチから下げ、ナチョの投入でセンターバックを補充した。

数的不利となったことで、ガラタサライに押し込まれるマドリー。しかし37分、ベイルがボックス手前30メートルの位置から直接FKを沈める。背番号11が左足で叩いたボールは、急激に落ちて枠内に収まった。

だが、グループステージ突破のために負けられないガラタサライも、すかさず同点に追いつく。ベイル弾から1分後、ドログバがペペの背後を突くパスを通し、抜け出したブルトがGKカシージャスを破った。前半は1-1で終了する。

後半、マドリーが勝ち越しゴールを決めたのは51分のこと。ディ・マリアのパスからボックス内に入り込んだアルベロアが、左足のシュートを沈めた。アンチェロッティ監督はその後、カセミロとの交代でシャビ・アロンソを入れる。代えの利かない司令塔がピッチに立ったマドリーは63分、今度はアルベロアのパスからディ・マリアが最終ラインを抜け出し、この試合3点目を決めた。

71分、マドリーはドログバのヘディングシュートを許したものの、GKカシージャスの好守によって失点を回避。主将への喝采が起こった後、アンチェロッティ監督はマルセロに代えてカルバハルを投入。カルバハルが右サイドバックに入り、アルベロアが左に回った。

マドリーは80分に、快勝を裏付けるダメ押し弾を記録。カウンターからボックス内に侵入したイスコがシュートを打ち、GKイシュジャンが弾いたボールをもう一度叩いてネットを揺らした。7分と77分に、4万5000枚配布されたC・ロナウドのお面を身に付けていた観衆は、終盤に「クリスティアーノ、バロン・デ・オロ!」のコールを連呼。今季初めて欠場したCR7主役の試合を、その仲間たちがしっかりと盛り上げている。

勝ち点を13としたマドリーは、首位でのグループステージ突破が決定。勝ち点4で3位に位置するガラタサライは最終節、勝ち点2差をつけられる2位ユヴェントスとの直接対決に臨む。

Goal.com

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