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ナポリ、粘るウディネーゼ振り切れず

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ホームで3ー3のドロー
ホームで3ー3のドロー【写真:goal.com】

7日に行われたセリエA第15節、ナポリ対ウディネーゼの一戦は、3ー3の引き分けに終わった。

前節ラツィオ戦で白星を取り戻したナポリは、ミッドウィークにチャンピオンズリーグを控える中でのホームゲームだったが、先制に成功する。38分、右からCKのチャンスを得ると、ファーサイドでフリーのフェデリコ・フェルナンデスが折り返し、ゴール前のパンデフが押し込んだ。

その3分後にもパンデフ。今度は右サイドをイグアインがえぐり、マイナスにグラウンダーのクロスが入った。ニアでこれを受けたパンデフのコントロールは、やや足もとに入りすぎたが、うまく反転して左足でゴール左に流し込み、リードを2点にする。

しかし、ウディネーゼは後半に望みをつなげた。45分、右からのCKをファーのウルトがヘッドで合わせると、このボールにドミッツィが反応。その前でF・フェルナンデスが触ると、これがオウンゴールになる。

後半もオープンな戦いが続くが、スコアが動くのには時間がかかった。次にゴールを奪ったのは、追いかけるウディネーゼ。70分、ブルーノ・フェルナンデスがペナルティーエリア手前から右足を振り抜き、無回転シュートが同点弾になる。

しかし、すぐにナポリが突き放す。71分、左サイドでパスを受けたイグアインが、ペナルティーエリアに侵入すると、切り返してすぐに右足でシュート。相手GKブルキッチがこれを止めたが、こぼれ球を狙っていたジェマイリが押し込んで3ー2になった。

それでもウディネーゼは諦めない。81分、セットプレーのチャンスを得ると、混戦の中からバスタがねじ込み再び同点。その直後、ウディネーゼはマイコスエウが裏に抜けて逆転の好機を得たものの、マッジョの巧みなスライディングでボールをかすめ取られた。判定に激しく抗議したグイドリン監督は退席となり、どちらも勝ち点3を目指してヒートアップする。

終盤は引き分けでは満足できないナポリが押し込むが、4分のアディショナルタイムでも再び勝ち越すことはできず、3ー3で試合終了。3位ナポリにとっては、手痛いドローとなった。

Goal.com

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