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ルーニー依存、不安定な守備陣…。大いなる不安を抱えたまま“死の組”に挑むイングランド代表

期待できるスパーズで好調を維持するタウンゼント

ルーニー依存、不安定な守備陣…。大いなる不安を抱えたまま“死の組”に挑むイングランド代表
イングランド基本フォーメンション

 その象徴が、同2戦で一躍、W杯メンバー候補に名乗りを上げたアンドロス・タウンゼンドだ。22歳のウィンガーは、トッテナムでも今季は1軍レギュラー。とはいえ、代表デビューを飾ったモンテネグロ戦では、タウンゼンドではなくジェームズ・ミルナーが右サイドで先発が予想された。

 左サイドには、本来はFWのダニー・ウェルベックが起用されることから、指揮官は、逆サイドに守備力もあるミルナーを置き、攻守のバランスを取ると思われたのだ。

 ところが、ホジソンンは下手をすれば予選敗退の危険もあった一戦で、若手登用に踏み切った。タウンゼンドも、自陣内からのドリブル突破で先制点に絡み、果敢なミドルでチーム3点目を決める活躍で応えている。

 持前の突破力とカットインからのシュート力は、続くポーランド戦でも立ち上がりから威力を発揮した。この2試合での起用には、セオ・ウォルコットの故障という背景もあるが、プレミアリーグ後半戦でも出場を重ねれば、2歳上のウォルコットと先発の座を争える。

 ブラジル行きを決めたポーランド戦では、ウェイン・ルーニーのヘディングによる1点リードのまま後半に突入した。次第に敵のマイボールが長くなり始めると、FWの代わりにMFを入れて逃げ切りを狙うかに思われたが、ここでもホジソンは、追加点を狙う積極姿勢を貫いた。

 結果として、スティーブン・ジェラードの突進による終盤の駄目押し点がある。試合後の指揮官は、「来夏には非常に攻撃的なスタイルをお目にかけたい」とまで語っている。

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