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クロップ:「昨季のマラガ戦のようだった」

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劇的なGS突破に喜ぶドルトムント
劇的なGS突破に喜ぶドルトムント【写真:goal.com】

ボルシア・ドルトムントは11日、チャンピオンズリーグ・グループステージ最終節でマルセイユと対戦し、敵地で2-1と勝利を収めた。決勝トーナメント進出を決めたユルゲン・クロップ監督は、喜びをあらわにしている。

先制しながら追いつかれ、タイスコアのまま終盤を迎えたドルトムント。ナポリがアーセナルにリードしていたため、そのままなら敗退に終わるところだったが、87分にMFケヴィン・グロスクロイツが値千金の勝ち越し弾。グループFの首位でベスト16に駒を進めることとなった。

クロップ監督は試合後、ドイツ『ZDF』で次のように話している。

「チームは素晴らしかった。しかし、もっと早くに追加点を決めるべきだったね。相手にチャンスはほとんど許さなかったが、失点もしている。あり得ることだけど、不運だったと思う」

「我々は相手を押し込んだ。マルセイユはプライドをかけた戦いを繰り広げたね。でも彼らは、守備以外で我々に対する強力な武器を持っていなかったように思えた」

ナポリ対アーセナルの試合経過を把握していたかと聞かれると、指揮官はこのように答えた。

「スクリーンでスコアが表示されていたからね。ナポリが先制したことを知ったとき、それをチームに伝えるべきか悩んだ。そのような情報で、選手たちにかかる重圧は増し、プレーに焦りが出てしまう。それに、チームは勝利を目指していないようには見えなかったからね」

18歳のDFマリアン・サールが、この試合でトップチームでのデビューを果たしたことについては、次のように述べている。

「サールをセンターバックで起用したことが正しかったね。あれほど落ち着いて クレバーなプレーを見せたことには驚いている。まだ車の免許も持っていないのにね」

また、ドイツ『スカイ』で、劇的な逆転劇を見せた昨季の準々決勝マラガ戦のようだったかと聞かれると、クロップ監督はこのように答えている。

「まったくそのとおりだ。我々は正しいことをたくさんやってきたのに、敗退寸前だったんだ。たくさんのチャンスをつくったのに、決められなかった。だが最後に、グロスクロイツのゴールだなんて、スーパーだよ! ハードに戦った。激しい試合だったね」

Goal.com

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