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シメオネ:「身を潜めて進むことはない」

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バレンシア戦前日会見
バレンシア戦前日会見【写真:goal.com】

15日のリーガエスパニョーラ第16節、アトレティコ・マドリーは本拠地ビセンテ・カルデロンにバレンシアを迎える。前日会見に出席したディエゴ・シメオネ監督は、アトレティコが「身を潜めながら優勝を狙っているのか」との問いに対して、「そんな言葉は知らない」と意にも介さなかった。

スペイン『マルカ』がアルゼンチン人指揮官のコメントを伝えている。

「私が必要のない威厳を持って進むことは断じてない。が、身を潜めるという言葉は知らない。我々はアトレティコ・マドリーであり、チームにとって最も適切な道を歩んでいくだけだ。我々が信じるその道は、毎試合を決勝と捉えて戦うことにほかならない。アトレティコにとっては毎試合が最終節だ」

また、ここまでの選手たちのプレーに満足感を表している。

「私が最も満足感を得ているのは、最近の数試合で選手たちを入れ替えたときの反応だ。出場時間を得たいと声高に叫ぶ選手たちは、素晴らしいリアクションを見せている。それがチームというものを形成するんだ。競争心を持ち、全選手がスタメンを目指すことこそが、強いチームを意味する」

バレンシアについての見解も示した。

「バレンシアはここ最近に改善を見せている。さらなる安定性を手にしたために、勝ち点や勝利を重ね始めたという感覚がある。彼らは中盤から前線にかけて素晴らしい選手たちを擁している。サイドバックは高い位置取りを見せ、中盤にはパレホ、オリオル・ロメウ、バネガ、カナレス、ベルナト、ジョナスと多くの選択肢がある。良質な選手たちであふれるチームであり、注意をしなければならない」

「バレンシアは中盤で安定を取り、またサイドをうまく使うチームだ。彼らサイドから攻撃を構築すると同時に、中央に選手たちを集めていく。サイドから深いところまで切り込んだ後には、ペナルティーエリア内にフィニッシュを狙う選手たちが揃う。その攻撃の展開は、我々にとってとても危険なものだ」

Goal.com

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