W杯“死の組”をイングランドはどう受け止めたのか? 悲観と強気が交錯するなか見えたベスト8への希望

2013年12月18日(Wed)12時16分配信

text by 山中忍 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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オーウェンは「希望」、スーネスは悲観的な意見

W杯“死の組”をイングランドはどう受け止めたのか? 悲観と強気が交錯するなか見えたベスト8への希望
イングランド代表は果たして16強入りを決められるのか【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 シアラーからエースのバトンを受け継いだマイケル・オーウェンも、「希望を持っている」と言う。理由は、「5強」と呼ぶブラジル、スペイン、アルゼンチン、オランダ、ドイツとの同居を避けられたこと。

 イングランドは、グループステージ突破後のベスト16でも、これら5ヵ国とは当たらずに済む。イタリアとウルグアイを、イングランド「同格」と見なしているオーウェン曰く、「組分けによって進路が拓けた」状態だ。

 隣のCグループからは、残念ながら日本ではなくコロンビアとコートジボワールの勝ち抜けが予想されているが、オーウェンはどちらが来ても「イングランド優位」と見ている。

 もちろん、悲観的な識者もいる。グレアム・スーネスがその1人だ。元リバプールの英雄に言わせれば、マナウスでの初戦は「イタリア向き」。ポゼッションに長け、「選手もファンも守勢が続いても焦らない」集団は、体力消耗を避けながら、カウンターで敵を仕留めることができる。

 対するイングランドは、得意のハイテンポなサッカーを仕掛ければ、「暑さの中で自殺行為」となりかねず、引いて守ろうにも「貴重なマイボールをみすみす譲る癖」が命取りになりかねない。

 スーネスは、足下が不得意で無闇に蹴り出すことの多い、フィル・ジャギエルカとガリー・ケイヒルのCBコンビを、せっかく奪ったボールをキープできない根本原因として挙げている。勝って16強入りを決めたい、第3節コスタリカ戦でさえ苦労するだろうと手厳しい。

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