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ジュニサカ 10年前

世界の長友、大儀見を支える体幹トレーニング。世界に通用する選手になるためにはどんなカラダづくりが大切なのか。

長友佑都選手や大儀見優季選手をはじめ、世界のトップクラブで活躍する選手たちに体幹トレーニングの指導を行っている、プロトレーナーの木場克己さん。その木場さんに、「世界に通用する選手になるためには、子ども時代にどういうトレーニングに取り組み、また、普段はどういう生活を送ればいいのか」をテーマに、話をうかがいました。
モデル●大儀見優季 取材協力●コバメディカルジャパン、KOBAスポーツエンターテイメント、株式会社メンタリスタ

text by 三谷悠 photo by Eiki Mori

※『ジュニアサッカーを応援しよう!Vol.31冬号』P28-31より転載

インナーマッスルを鍛える

――子ども時代に適した体幹トレーニングについて教えてください。

世界の長友、大儀見を支える体幹トレーニング。世界に通用する選手になるためにはどんなカラダづくりが大切なのか。
モデルは、なでしこジャパンの大儀見優季【写真:森栄喜】

反動をつけるようなトレーニングは、まだ体の完成していない子どもたちにとって、ケガのリスクが高まるという点で、できれば避けてほしいですね。そうした過度な負荷がかかるものよりも、今回紹介したようなトレーニングで、体の深部にあるインナーマッスルを鍛えて体幹を強化することが大事です。

 そうして先にインナーマッスルを鍛えておくことが、骨盤の安定を生み、体に強い軸をつくることにつながります。また、筋肉自体の反応もよくなり、走る、蹴る、跳ぶなどサッカーにおいて必要な一つひとつの動作がスムーズになっていきます。つまり、動きそのものが速く、力強く行えるようになるのです。

――子ども時代に関して言えば、過度な筋力トレーニングは必要性がないということですね。

 そうですね。体幹トレーニングによるインナーマッスルの強化が不十分のまま、すばやく、力強く動こうとすると、ケガのリスクは大きく高まってしまうと言えます。


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