かつては欧州・世界を制し、タレントも豊富だが――。フランス代表は“強豪”と呼べるのか?

かつてはW杯やユーロを制し、一時代を築いたフランス。しかし近年は不甲斐ない成績が続く。ベンゼマやリベリー、ポグバ、バランなど一線級のタレントもいるが、あまり期待値は高くない。レ・ブルーは本当に強豪と呼べるだろうか。

2013年12月21日(Sat)15時14分配信

text by 小川由紀子 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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かつての世界王者も最近は低迷

『フランス代表』と聞いて、「強豪」と思う人、「最近なんかトロフィー獲ってたっけ?強いの?」と首を傾げる人……反応は分かれるのではないかと思う。

 フランスは、自国開催のW杯98年大会に優勝、2年後のユーロでも見事トロフィーを獲得し、世界、そして欧州の頂点に立った。

 現在はレアル・マドリーのフロント入りしている英雄ジネディーヌ・ジダン、PSG監督のロラン・ブラン、そして、現フランス代表監督ディディエ・デシャンらを擁した当時のフランス代表は、たしかに世界のフットボール勢力図の中でも最強国のひとつに属していた。

 しかし、2002年の日韓共催大会は0勝で敗退、2004年のユーロもしかり。2006年のW杯ではジダンら、数人の98年優勝組に拝み倒して代表復帰してもらい、決勝戦までたどり着いたが、この試合でフランスが残した印象といえば、戦いぶりよりもジダンがイタリア代表のマテラッツィにくらわした頭突き事件だろう。

 この大会を境にふたたび降下線をたどると、2008年のユーロも2010年のW杯南アフリカ大会も、0勝でグループリーグ敗退。昨年のユーロはグループリーグこそ突破したが、準々決勝でスペインに屈した。

……と、ここ最近は成績もまったくパッとしない、事実上の凡庸国なのである。

 しかも2010年の南ア大会では、選手と当時の監督ドメネクが衝突。抗議の証として選手数人が練習をボイコットするという前代未聞の不祥事が勃発。W杯という華々しい場での一件だけに世界的なスキャンダルとなり、「恥さらし!」と、国民からの信頼も地に落ちた。

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