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ペトコビッチ氏:「ラツィオの解雇は不当」

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クラブの主張は間違っていると訴え
クラブの主張は間違っていると訴え【写真:goal.com】

ラツィオは4日、ウラジミール・ペトコビッチ監督の解任と、エディ・レヤ氏の新指揮官就任を正式に発表した。だが、ペトコビッチ氏は不当解雇だと主張している。

ペトコビッチ氏は11月、シーズン後にスイス代表監督に就任することでスイスサッカー連盟と契約。だが、ラツィオとの契約が満了する今季いっぱいは指揮を執るとしていた。

しかし、ラツィオのクラウディオ・ロティート会長は監督交代に踏み切り、レヤ監督の就任を決める。さらに同会長は、ペトコビッチ氏がスイスサッカー連盟との契約をラツィオに知らせず、チームに不利益を与えたとして、「正当な理由による解雇」に動いた。この場合、通常の解任で支払われる補償金が変わってくる。

ペトコビッチ氏はロティート会長との対話を求めたが、同会長は弁護士に交渉を委ねた。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、ラツィオが補償金として提示した額は、契約満了までのサラリーや昨季のコッパ・イタリア優勝のボーナスの「非常に低いパーセンテージ」だったという。

そして4日、ラツィオは監督人事を発表した。これを受け、ペトコビッチ氏の弁護士は、イタリア『ANSA』で不当解雇だと訴えている。

「不当解雇だと考えている。スイス代表との契約を伝えていなかったと責められているが、ラツィオの主張と異なり、サインした12月23日にすぐ知らせた。ロティート会長の弁護士との会談でもそれを示している」

「この解雇は不当だ。クラブは(監督交代を)望むなら解任すべきだった。チーム内に不信を呼んだとされているが、そうじゃない。最近も、チームを代表する選手たちから、個人的に監督に対する信頼が示された。それが証明している」

Goal.com

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