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本田圭佑 10年前

イタリア入り、本田が語った強い意気込み「夢が実現した。僕はミランを変えられる」。ザックとアッレグリの賛辞

text by 編集部 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

「頭のいい選手でチームに貢献しようとしている」

「我々には本田のような選手が必要だった。サッカーはすべての国で、革命的な進歩をしている。サッカーはすでに、グローバル化したスポーツだ。15~20年前とはずいぶん違う。10番? それは、とても重たい背番号だ。最高に偉大な選手たちが常に背負ってきた。

 リベーラから始まって、ボバンに至るまで。ルイ・コスタやセードルフ。最後につけたボアテングは少しプレースタイルが違ったが。本田のデビュー? 明日(6日)は不可能だ。メディカルチェックの書類や滞在許可などが必要だから。

 これから数日間、フィジカルのコンディションを見ながら、様子を見てみよう。サッソォーロ戦では私の自由になると思う。顔をみた印象は、頭のいい選手でチームに貢献しようとしている。それはとても重要なことだ。

 前方の色々な攻撃のポジションがこなせ、中盤とFWをつなぐこともできる。個性が強く、技術もあるから、チームを向上させることが出来る。そんなに問題なく、セリエAに慣れることができると思う。イタリアのサッカーに慣れなければならないが、それは彼の力量だ。でもこんなにやる気に満ちていれば、早く溶け込むことができるだろう」

 また、同日のガゼッタ・デロ・スポルト紙は日本代表のザッケローニ監督のコメントを掲載した。

――ミランはいい補強をした?

「確実にいい補強だ。圭佑がなぜもっと早くより重要なリーグに移籍しなかったのか驚いている。移籍金が問題だった。ミランでさえ獲得するのは難しかったのをみると、CSKAモスクワは売る必要がなかったのだろう。

(本田は)強い個性のある選手。フィジカルの強さに加えて、技術と耐久力がある。自然な左利き。力強いシュートをする。FKもうまい。倒すのも非常に難しい選手。典型的な日本人選手ではない。とても日本人的であるにしても、彼の国をとても大切にしている。話すときは決して平凡なことは言わない、スター性のある人格だ」

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