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シメオネ:「バルサ戦の意識はないと誓う」

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バレンシア戦前日会見
バレンシア戦前日会見【写真:goal.com】

7日のコパ・デル・レイ5回戦ファーストレグ、アトレティコ・マドリーは敵地メスタージャでのバレンシア戦に臨む。この試合の前日会見に出席したディエゴ・シメオネ監督は、11日に行われるリーガエスパニョーラの天王山、バルセロナ戦を意識していないことを強調した。

スペイン『マルカ』がアルゼンチン人指揮官のコメントを伝えている。

「(バルロセロナ戦を意識しているか問われ)信じてくれ。ノーだ。ノーと誓わせてもらう。私はバレンシア戦のことしか意識していない。我々にとってコパ・デル・レイは重要な大会であり、素晴らしいことを成し遂げたいと考えている。土曜の試合のことは、その後に話し合おう」

「我々にとっては、すべての大会、公式戦、親善試合が重要だ。良い試合を演じるため、ノックアウトラウンドを優位に進めるためにバレンシアへと向かうよ。困難な戦いが待ち受けているだろう」

2強との格差を強調し続けるシメオネ監督。そのことについて意見を求められたヘラルド・マルティーノ監督が、「アトレティコはチャンピオンズリーグを勝ち取れるチーム」と発言したことにも触れた。

「同業者の言葉には感謝をする。そのような発言を耳にするのは素晴らしいことだね。しかしながら我々は、テレビで現実を目にしているんだ。バルセロナ対エルチェでは2分にバルサが決定機を迎え、7分に先制。14分には2-0だ。そうして我々はテレビの電源を消し、違うことに取り組み始める。もう試合は存在していないのだからね」

「我々は先制点を決めるまで78分かかり、彼らは15分で試合を決めてしまう。土曜の試合のためにネイマールをベンチに置き、メッシを休ませ、ブスケッツも起用せずにね」

フアン・アントニオ・ピッツィ新監督が指揮するバレンシアについての見解も示している。

「監督を交代したチームはモチベーションを高める。出場機会に恵まれなかった選手たちが、新監督の信頼や期待を手にするからね。バレンシアは偉大なチームであり、素晴らしい選手たちが揃っている。リーガの試合で勝利する前にも、私はそう言ったはずだ」

「ピッツィがどのような指揮官であるかを話すために、十分と言えるほどの試合は見ていない。彼はアルゼンチンで王者となってから、ここにやって来た。同業者として、同じアルゼンチン人として幸運を祈っている」

引いて守る相手が増えたことで、得点を奪いづらくなっていることにも言及した。

「最近の試合では、多くのチームが後方に待機している。それは我々にとって、確実に困難な状況だ」

「もっと早く試合を解決するために、攻撃のバリエーションを見つけ出す必要がある。現在は本当に難しい状況だ。4バックを相手にしても、得点を奪うことには苦労を強いられるのだからね。良い時期を過ごしているチームが、新たなプレーを模索することは有益なことだと思う」

Goal.com

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