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Jリーグ 10年前

J復帰の松井大輔、ジュビロでの決意。「1年でのJ1復帰は当たり前。『裏番長』としてチームをつついていきたい」

text by 元川悦子 photo by Getty Images , Kenzaburo Matsuoka

「俊さん(中村俊輔)みたいに日本サッカーに貢献したい」

 加えて今季の磐田は、昨季の主力である前田僚一や山田大記、ロンドン五輪世代の山崎亮平や山本康裕、移籍組のポポ、阿部吉朗などもいて、攻撃陣の陣容はJ1クラブもうらやむほどである。

 日本代表や欧州で実績のある松井でもレギュラーが約束されているわけではない。コンスタントに試合に出るためにも、Jリーグのスタイルに合わせてプレーを微調整していくことが必要不可欠だ。

「ヨーロッパが長かったんで、1年間通してしっかり日本仕様にしたいです。体のケアだったり、スピードのあるプレーだったりね。こっちの方が走るのは間違いないから、体力もつけないといけない。

 芝生が濡れてるのと濡れてないのでは全然違うんで、そこにも気を付けながらやらないと。海外から戻ってきた選手はみんな1年くらいは苦労してる。幸いにしてJ2は試合数が多いし、それをうまく活用したい。

 プレースタイルは違うけど、俊さん(中村俊輔)みたいに日本サッカーに貢献できるように、早くピッチに立てればいいと思います」と松井は注意すべきポイントを明確に思い描いている。

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