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10人のアーセナル、吉田フル出場のサウサンプトンとドロー

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連勝が5でストップ、首位陥落の可能性も
連勝が5でストップ、首位陥落の可能性も【写真:goal.com】

28日に行われたプレミアリーグ第23節、サウサンプトン対アーセナルの一戦は、2-2のドローに終わった。サウサンプトン対DF吉田麻也は公式戦2試合連続先発フル出場している。アーセナルFW宮市亮はベンチ外だった。

ランバートが負傷、オスバルドが規律処分で出場停止のサウサンプトンは、ギャラガーがトップで先発。前節でロブレンが負傷した守備陣では、ミッドウィークのFAカップに続いて吉田がスタメンに名を連ねた。アーセナルは負傷のウィルシャーに代わってアルテタが入る。

ホームのサウサンプトンは8分、相手ペナルティーエリア内でプレスからボールを奪い、ギャラガーがシュート。これはGKシュチェスニーに阻まれたが、ポゼッションと激しいプレスで立ち上がりから主導権を握った。

試合を支配し続けるサウサンプトンは、21分に均衡を破った。左サイドのショーが好クロスを入れると、ファーでモンレアルに競り勝ったフォンテが頭で押し込んだ。

24分にもララナが巧みな反転から惜しいシュートを放つなど、その後もアーセナルを苦しめ続けたサウサンプトンは、37分に絶好機。ペナルティーエリア内でプレスをかけたデイビスに当たったボールが、ゴール前でフリーだったギャラガーに渡る。確実にリードを広げるチャンスだったが、19歳のストライカーはシュートをミスしてしまい、枠に飛ばすことができなかった。

2点目を失うことを免れたアーセナルだが、前半は良いところなし。44分にCKからコシールニーがチャンスを迎えたが、GKボルツに阻まれ、シュートゼロのままハーフタイムを迎える。だが、首位チームは後半の立ち上がりに力を見せた。

まずは48分、クロスが流れたところを拾ったサニャが、シュート性のボールを入れると、吉田がマークしていたジルーが反応。いきなり同点とすると、さらに52分、エジルの仕掛けからカソルラがペナルティーアークからの左足シュートで逆転弾。あっという間に試合をひっくり返す。

追いかける立場に回ったサウサンプトンも、負けじとすぐに反撃。54分、後方からのフィードを受けたジェイ・ロドリゲスが、左サイドから折り返すと、中央に飛び込んできたララナが左足でシュートを流し込む。すぐさまスコアをタイに戻した。

リードをすぐに失ったアーセナルは、64分にカウンターからエジルのシュートがDFに当たってからクロスバーを叩く。70分にはグナブリーに代え、オックスレイド=チェンバレンを投入した。

一進一退の中、80分にアーセナルにトラブル。フラミニがシュネデランに対して両足タックルを見舞い、一発退場となる。10人になったアーセナルは、勢いづいたサウサンプトンに押されていく。だが、最後の踏ん張りで勝ち越しゴールは許さず、勝ち点1を手にすることになった。

アーセナルは連勝が5でストップ。29日の試合で首位陥落の可能性がある。

Goal.com

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