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1ヵ月ぶりのリーグ戦フル出場の吉田麻也に現地は「懸命に奮闘」と及第点

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

「勝利に値した」(ポチェッティーノ監督)

ユーロスポーツ(テレビ局)=6点(平均点)

メール(全国大衆紙)=5点(最低点タイ)

 メールは同点ゴールを図で解説した。起点になったのは吉田。センターバック吉田から左サイドバックのショー、左前線に走ったMFロドリゲスと繋いで、ゴール前に走り込んだMFララーナが決めた。同紙によれば吉田からゴールまでは11秒。

――サウサンプトン、マウリシオ・ポチェッティーノ監督

「結果は良かったが、勝利に値したと思った。もう少しだったが、全体的にはいいプレーをした選手たちを称賛したい。後半、我々はいいスタートを切ることをできず、2失点を献上してしまった。

 アーセナルを相手にミスを犯せば、代償は大きいが、我々は持ち直し、自分たちの持ち味と闘争心を見せ、同点に追いついた。試合内容は前向きなものだったし、今後に繋がるものになった。フォンテの先制点は素晴らしかったが、選手全員を褒めたい」

 今季開幕から吉田の定位置を奪い、サウサンプトンの好発進を支えてきたクロアチア代表DFロブレンは18日のサンダーランド戦で全治6週間の怪我を負ったため、吉田にようやく出場機会が回ってきている。

 吉田と事実上の定位置争いを繰り広げるのはセンターバックでパートナーを務めるポルトガル人DFフォンテ。彼は今回の試合でも先制点を決めて評価を上げただけに、吉田にとってロブレン離脱中のこの先1ヵ月はシーズン最大の見せ場となる。

【了】

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