本田との違う“トップ下”。中村憲剛はザックジャパンにとっての“頼れるベテラン”

本田不在のザックジャパンを救ったのは中村憲剛だった。トップ下に入ると慣れないメンバーとの連携もスムーズにこなし、勝利をたぐり寄せた。振り返れば、中村は出場すれば常に合格点以上のパフォーマンスを見せてきた。経験も豊富だ。頼れるベテランとして再招集する時期が来ているのかもしれない。

2014年01月31日(Fri)13時15分配信

text by 元川悦子 photo Getty Images
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「チャンスを掴むか掴まないかは自分次第」

本田との違う“トップ下”。中村憲剛はザックジャパンにとっての“頼れるベテラン”
中村憲剛【写真:Getty Images】

 2011年9月に始まった2014年ブラジルW杯アジア3次予選で、北朝鮮とウズベキスタンに1勝1分と悪くないスタートを切ったザックジャパン。しかし本田圭佑という攻撃の大黒柱を欠いた影響は深刻だった。

 ザッケローニ監督は北朝鮮戦では柏木陽介、ウズベキスタン戦で長谷部誠を起用したが、ともに不発。ウズベキスタン戦後半から香川真司を2列目左から真ん中へ移動させたものの、その形も納得いっていないようだった。

 10月にはホームのタジキスタン戦、11月にはタジキスタン戦と北朝鮮戦のアウェイ2連戦が待っている。この問題をいかに解決するかが最終予選進出のカギと見られた。

 そこで大きな期待が寄せられたのが、中村憲剛だった。北朝鮮戦前に右足親指付け根にひびが入っていることが判明し、9月シリーズを棒に振っただけに、本人も代表復帰に強い意欲を持っていた。

 10月のベトナム戦前にチームに合流した際も「また離脱しないようにしないと。もう2度目(のチャンス)はないと思うし。そのチャンスを掴むか掴まないかは自分次第。出た時にチームの決め事を守りつつ、しっかり自分のプレーを出さないといけない」と危機感を募らせていた。

 最初のベトナム戦の前半を3-4-3、後半を4-2-3-1で戦った日本。中村憲剛は後半から出場してトップ下でプレーしたが、控え組も多く出場していたことから連携面が今一つでギクシャク感が目立った。チームとしても1-0の辛勝に終わり、何となく不穏なムードも漂った。

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