右での起用はセードルフ監督から本田圭佑への温情か。トップ下よりも機能していた現実

ウディネーゼ戦、あまりパフォーマンスの良くなかった本田圭佑。ファンも怒りを露わにする。それも当然、彼は10番であり、途中からはトップ下でもプレー。責任を背負う選手であるということだ。本田の何が良くなかったのか?

2014年03月10日(Mon)16時34分配信

text by 神尾光臣 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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何がそこまでファンを怒らせているのか

「本田はムカつくんだよ!!」

右での起用はセードルフ監督から本田圭佑への温情か。トップ下よりも機能していた現実
本田圭佑の何がそこまでファンを怒らせているのか【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 試合直後、記者席の近くを通りかかったイタリア人ファンから罵声を浴びた。目は血走り、こちらに殴り掛からんくらいの勢いで怒っていた彼はその後、上段にいた別の日本人記者にも罵声を吐いてスタンドを後にした。

 ユーベにインテル、そしてミランの3大ビッグは、全国区でファンを抱える。地方クラブと対戦するアウェイゲームの場合、アウェイサポーター席以外にも割とファンが来ているものだ。ウディネーゼ戦の舞台となったスターディオ・フリウリにも多くのミラニスタが集まっており、前述の男はそのうちの一人だった。

 地元のニュースサイトでは「ミスをする本田に対し、モントリーボが手を拡げて不満を露にしていたシーンがあったが、あれはファンの気持ちそのもの」と書かれていた。ウディネのアウェイ戦ですらああいう罵声が日本人に飛んだのなら、仮にサン・シーロなら何が起こっただろうか。観戦に訪れる方が何人か殴られていたっておかしくはない。新聞の酷評など、実はあれでも言葉を選んでいる方なのかもしれない。

 本田の何がそこまでファンを怒らせているのか。それはひとえに、本田のプレーがゴール前で低調だったことだ。これまで先発した試合は確かに無敗ではあったが、トリノ戦は拙攻の末のドロー、ボローニャ戦は彼が交代したあとに展開が動いている。そしてこのウディネーゼ戦でも、得点を呼びチームを勝たせる決定的な働きは出来なかった。

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