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浦和「差別行為」問題、無観客試合には「妥当」の意見多数。毎年とばっちりの清水サポには同情も

text by 編集部 photo by Asuka Kudo / Football Channel

処分が「重い」「妥当」「軽い」の中で「妥当」最も多い結果に

 3月23日まで行われる調査だが、18日の時点ですでに9万票を超える回答が寄せられており、そのうち「妥当」が最も多い約4万3千票、「軽い」が約3万9千票と、それぞれ全体の約4割を占めている。

「重い」と答えたのが約1万3千票で全体の約1割程度であることを考えると、この処分は適切だと捉えられているということかもしれない。

 一方、ネット上のサッカーファンの間では上がっているのが、対戦相手である清水エスパルスとそのサポーターに対して同情の声である。

 実は去年から清水サポーターは対浦和レッズ戦で災難続きなのである。昨年4月のアウェイの埼玉スタジアムでは、試合後の浦和サポーターが集団で清水サポーターの退出口を封鎖。

 勝利後の応援である「勝ちロコ」を清水サポーターが続けたことに対する浦和サポーターの行動のようだったが、試合後の清水サポーター約50名がスタジアムから出られないという被害に遭っているのだ。

 それだけではない。

 昨年8月のホーム・エコパスタジアムでの浦和戦では、試合前に清水の選手が乗ったバスに浦和サポーターから爆竹などを投げつけられるという事件が起きた(この件に関してはJリーグが浦和にけん責(始末書提出)と制裁金1000万円を科している)。

 そして今年はJ史上初めてとなる無観客試合により、埼玉スタジアムでの試合観戦を断念せざる清水サポーター。

「去年は出られない。今年は入れない。なんでウチばっかり…」

 ネット上ではそんな清水サポーターの嘆きが聞こえてくるが、ごもっともである。

【了】

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