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香川真司 10年前

2得点に絡んだマンU香川に現地は総じて高評価。「華麗な才能がきらめいた」「バイエルン戦でも先発すべき」

29日のホーム、アストン・ヴィラ戦でマンチェスター・ユナイテッドは4-1と逆転勝利をおさめた。先発した香川真司は同点弾をアシストするなど2得点に絡み、現地メディアは総じて高い評価をつけた。CLバイエルン・ミュンヘン戦での出場も現地は期待している。

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

「常にアストン・ヴィラに問題を引き起こしていた」

 29日に行われたプレミアリーグ第32節で、マンチェスター・ユナイテッドはホームでアストン・ヴィラに4-1で快勝した。2試合ぶりに先発した香川真司は3戦連続の出場となり、4-2-3-1の左MFで後半23分までプレーした。

 0-1で迎えた前半20分、香川は左サイドから右足でクロスを上げ、ゴール前中央のFWルーニーが頭でゴール右隅に流し込んだ。香川は今季初アシストを記録。前半終了間際には、香川がピッチ中央をドリブルで駆け上がり、ペナルティエリア内左にスルーパスを出し、そこに走り込んだマタが相手に倒されてPKを獲得。チームの重要な2得点に絡んだ。

香川/ユナイテッドの現地評は以下の通り――

スカイスポーツ(テレビ局)=7点(及第点):常にアストン・ヴィラに問題を引き起こしていた。

「ユナイテッドはマンチェスター・シティ戦の先発メンバーを5人替え、その一人となった香川は正確なクロスを供給し、ルーニーは動かずに頭でゴール下隅に決めた。香川は軽快なパフォーマンスで何度も巧みなタッチを見せた。ハーフタイム直前にマタがファウルで獲得し、ルーニーが決めたPKに繋がるパスを出したのは香川だった」

ユーロスポーツ(テレビ局)=7点(及第点)

「香川はユナイテッドで定位置を再び取り戻せるか?:香川の存在がウェストハム戦とアストン・ヴィラ戦でユナイテッドに好パフォーマンスをもたらした。香川はマタがプレーできないチャンピオンズリーグ(CL)のバイエルン・ミュンヘン戦で先発すべきだ。ファン・ペルシーが本当に今季クラブを去るのであれば、ユナイテッドの攻撃陣に補強の必要はないかもしれない」

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