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香川真司 10年前

「チャリティに寄付すべき」。モイーズ、監督批判横断幕を一蹴。ファンも大多数がマンU指揮官を支持

香川真司が好調さを見せたアストン・ヴィラ戦。スタジアム上空にはモイーズ監督を批判する横断幕が飛行機により舞った。だが、ファンの大多数は監督を支持し、現地指揮者もそのやり方には疑問を呈した。

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

香川とマタが良い連携を見せる場面も

 マンチェスター・ユナイテッドは29日、プレミアリーグ第32節でアストン・ヴィラとホームで対戦し、4-1で破った。

 この試合、前節で大敗を喫した4-3-3の布陣から従来の4-2-3-1の布陣に戻し、ワントップにルーニー、トップ下にマタが入り、左に香川、右にヤングが入った。

 今季、香川は出場機会に恵まれず、プレーした試合でもあまり見せ場を作れずに苦しんできたが、ヴィラ戦では前向きな影響力を発揮した。前回先発したウェストハム戦に続き、トップ下に入ったマタとの連携は今後の可能性を感じさせた。

 ポジションは左サイドだったものの、頻繁に得意とする中央のポジションに移動してプレーし、マタと共に中央に空いたスペースに入り込んで相手を崩すといった連携も見せた。

 一方、現地メディアは試合のマンオブザマッチに2ゴールをあげ、プレミアリーグ通算ゴール記録を171点に伸ばし、歴代4位に浮上した主将のルーニーを選出し、ルーニーとマタの連携を大きく取り上げた。

 BBCのサッカー番組「マッチオブザデー」の解説者でプレミアリーグ歴代最多ゴール数(260点)を誇る元イングランド代表FWアラン・シアラー氏は、クラブ初ゴールを記録したマタについて次のように評した。

「マタとルーニーの連携は素晴らしかった。彼のゴールはファン・ペルシーとルーニーが2トップを組んでいたら生まれていなかっただろう。彼は10番のポジション(トップ下)を最も得意とし、今日はそのポジションでユナイテッド加入以来最高のパフォーマンスを見せた」

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